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千歳川(2018/04/22)

春の千歳川は大賑わい

集合時間より1時間も早く着いたのに、そこには既にカヌーを積んだ車が沢山停まっていた。
しかしそれは序の口。
次から次へとカヌーを積んだ車がやってくる。
一年ぶりに会う人、先週も会った人、初めて会う人、あちらこちらであいさつが交わされる。
他のクラブの例会や、グループのツアー、それに学生さんの練習会なども重なって、もう誰が誰なのかも分からない。


スタート前のミーティング風景

私は大体の人の顔は分かっているし、4月の千歳川例会の状況は知っているので、「ああ、今年もカヌーシーズンが始まるんだな」程度にしか思わないが、新規入会の人などは「一体ここで何が始まるんだ?」と、さぞ面食らったことだろう。

ゴール地点のスポーツセンターの駐車場も、I田さんが事前に電話したところ「大人数のカヌーのグループかい?」と言われ、大会が入っているからと利用を断られてしまったそうである。
完全にブラックリストに載ってしまったようだ。
隣の砂利敷きの駐車場をお金を払って借りることになったのだが、人が集まり過ぎると色々と大変なのである。

出発前の点呼で確認したところ、参加者は何と44名。
去年の千歳川例会で、参加者が40名となって驚いていたのが、今年はそれも超えてしまった。
役員の間では「もしかしたら50人を超えるんじゃないか?」何て話しも出ていたが、それにしても凄い人数である。


全員をカメラに収めるのも一苦労、これ以上後ろに下がれないし



出艇風景

新役員の挨拶に新規入会者の紹介を終えて、川へと出ていく。
昨年の例会では、全員が川の上に出るだけでひどく時間がかかったけれど、今年はスムーズに出艇できたようだ。

昨年は、川を下るのが初めてのような人もいたので、川に出る前にパドリングのレクチャーから始めていたような気がする。
今年の新人さんは、事前にN島さんの特訓を受けていたので、ちょっと危なっかしいけれど何とか下れていた。

baubauさんから「川で見るのは久しぶりの気がします」と声をかけられた。
確かに、山では何度も会っていたけれど、川で会うのは久しぶりなのである。
 


川では久しぶりのbaubauさんとH池さん

まだカヌーを持ってない女性も体験川下り



昨年は 途中のエディに全員が集まるまで時間がかかるし、そこから再スタートするのにも時間がかかっていた。
それで、千歳川を下るのに4時間以上もかかってしまったのである。

それが今回は、全員がエディに入る前に早い人はもう先に下り始めているので、順調に進んでいく。
私も、全員の写真を撮るのは最初から諦めていたので、後続を待つこともなく、マイペースで下っていく。


エディもサクサクと通り過ぎる


マナブの手前の倒木もなくなり、ちょっと拍子抜けである。
T山さんが、ロープに繋いだカヌーに娘さん二人だけで乗せていた。
春の千歳川例会でのT山さんファミリーの姿は、すっかり風物詩と化している。
あと何年、3人でカヌーに乗る姿を見られるのだろう。


姉妹二人でカヌーに乗せるT山ファミリー


魚道が見えてくる頃、左岸にアイヌネギの群落があったはず。
期待通り生えていたけれど、まだ小さい。


魚道でじゃれあう二人

それに、既に誰かが採ったような形跡も。
少しだけ収穫したけれど、この付近に生えているアイヌネギは暖かく見守ってあげた方が良さそうだ。

その下の魚道も、何事もなく全員下っていく。
一人くらい沈してくれた方が盛り上がるのに、この水の冷たさでは、そんなサービス精神旺盛な人はいなかった。

ナイベツ川の流れ込みで昼の休憩。
今日は風も少し吹いていて肌寒かったけれど、ナイベツ川に入っていくと風もなくなりほんのりと暖かさも感じる。

去年は旅立ち前のサケの稚魚が沢山群れていたのに、今年はあまり見かけなかった。


ナイベツ川で昼食




蛇籠を下って撮影ポジションにつく

最後の蛇籠の瀬では、先に下って、ここで全員の写真を写すことにした。
以前は蛇籠の落ち込みと呼んでいたけれど、落差が無くなって普通の瀬に変わってしまった。

左岸寄りを下れば、瀬と言うほどの波も立ってない。
殆どの人は左岸寄りを下ってしまうので、写真を撮る方も面白くない。

そんなところに、ウッチーさん、パムさん、228さん、Oはしさんの4艇が繋がったまま流れてきた。
お互いのカヌーを手で掴んで、それから手を放してパドルを持った人が負けと言うことになっていたらしい。
カヌーのチキンレースである。
これが昔のような落差のある蛇籠ならば、面白いチキンレースになったのに、今の蛇籠ではそのままの状態で流れていってしまい、楽しいシーンは見られなかった。


4艇でチキンレース?

自撮りしながら蛇籠の瀬を下るT山ファミリー


今年は大人数だったにもかかわらず2時間半程度で千歳川を下り終えた。
川下り中は何事も起こらなかったけれど、川を下った後にちょっとしたトラブルが。
S澤さんが車のカギを紛失し、Sさんが車が動くなりレッカーを呼ぶ羽目に。
S澤さんのカギの方は、パム会長が上陸地点の川の中に落ちているのを発見するという神業を見せてくれ、事なきを得た。


そんなこともありながら例会は無事終了し、いよいよカヌーシーズンが幕を開けたのである。

(当日12:00千歳川水位 ふ化場:30.22m)



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