北海道キャンプ場見聞録 ファミリー向けカヌーフィールド紹介
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鵡川

(道東道鵡川橋下流2km〜福山大橋)

カヌークラブ10月例会の3日目は、正式な例会ではなくミニ例会として鵡川のニニウから福山までを下る。
9月三連休の歴舟川例会でも、3日目になるとさすがに皆も疲れてきて、川を下るのは本当の物好きメンバーだけになっていた。
ところが今回は、参加者は何と24名。
集合場所の占冠道の駅の駐車場は、クラブメンバーの車だけで一杯になってしまう。

スタートするまで一苦労一般の人に迷惑をかけないように直ぐに移動開始。
まずはスタート地点に舟を下ろして、全員でゴール地点の福山大橋に移動。
そこから数台の車に分乗して、ゴール地点まで戻る。

車20台で車列を組んで、すれ違いもできない様な狭い林道を走るのだから大変である。
道道占冠穂別線が通行止めなので、ぐるりと遠回りして片道40分近くもかかってしまう。

午前11時半にようやく川を下れる態勢が整った。
日没時間も早くなっているので、何時もよりスタート地点を下流に変えていた。
そのために、スタートした途端にバク転の瀬を下る羽目になるのである。

バク転の瀬は、何時も沈脱祭りが繰り広げられる難易度の高い瀬である。
いきなりここを下るとなると大変だけれど、2日間十分すぎるウォーミングアップをしているので問題は無い。

例によってI山さんが先に下ってビデオを構えている。
私達はsenちゃん、O橋さんに続いて3番目に下っていく。

鵡川バク転の瀬複雑な波でカヌーが大きく振られるが、無事にクリア。
直ぐに上陸して後続メンバーの写真を撮りたいところだが、その後も瀬が続くので、かなり下流まで下ってようやく上陸できた。

慌てて戻っていくと、その途中で早くもmasaちゃん、N島さんが流れてきた。
瀬の核心部まで戻るのは無理そうなので、諦めて途中でカメラを構える。

昨日の沙流川で4沈したS澤さんが、今日も早速沈して流れてきた。
その後に流れてきたのは、まいき〜さん。
まいき〜さんの奥さんは、最近見違えるほど上手になって、沈するのは何時も旦那さんの方である。
このパターンは歴舟川例会から続いていた。

I山さんは、良い画が撮れたと嬉しそうだった。


鵡川バク転の瀬   流されるまいき〜さん
遠くからではそんな激しい瀬には見えない   奥さんに頭の上がらないまいき〜さん

鵡川の紅葉その先は暫く穏やかな流れが続く。
三連休の天気予報では今日が一番天気が良くなるはずで、朝も青空が広がっていたのに、いつの間にか上空には雲が広がっていた。

曇り空の下では、せっかくの紅葉も霞んでしまう。
その雲の切れ間から陽が射してきて、周りの紅葉を明るく照らし出す。
その時になって初めて、紅葉の美しさに気付かされる。

周りに崩落した岩が目立つようになり、そんな岩が瀬の中にも隠れている。
前方に大きく崩落した山の斜面が見えてきた。
いよいよ核心部の始まりである。


鵡川の紅葉
紅葉最盛期にはまだ早い

核心部入口で休憩そこへ入る前に昼の休憩をとる。
目の前には巨岩が折り重なり、その迫力に圧倒される。

休憩を終えて、核心部へと入っていく。
荒々しい風景の中に延々と瀬が続いている。
しかし、その風景の割には瀬の難易度はそれ程高くはない。
水量も程々で、これくらいが一番下りやすいかもしれない。
多ければ瀬の難易度が増し、少なければ岩避けに苦労する。

水の透明度も、昨日の沙流川のことを思えば、十分な清流と言える。
隠れ岩もはっきりと見極められるので、余裕を持って避けながら下ることができる。


鵡川核心部
荒々しい風景が広がる鵡川の核心部

鵡川の核心部を抜けるそうしてようやく核心部を抜けることができた。
そこに集まっている人数を数えると、まだ数名足りないようだ。

なかなか下ってこないので、岸に上がって岩の上から上流の様子を窺う。
まいき〜さんの奥さんが、心配そうな表情を浮かべながらやって来た。
まいき〜さんがまだ下ってきてないらしい。

実はこの時、まいき〜さんは途中で沈脱していたのである。
完全に立場逆転のまいき〜さんご夫婦だった。

核心部が終わって一安心と思っていたら、実はそこから先の瀬の方が難易度が高かった。
流れの中に障害物となる岩が多く、コース取りも難しくなる。


鵡川の瀬を下る
核心部を抜けても厳しい瀬が続く

流されたカヤックを回収するそこでS澤さんが本日2度目の沈。
人間の方は直ぐにレスキューされたが、瀬の中での舟の回収は難しく、舟だけがかなり下流まで流されてしまった。

岸沿いに歩いていくのも大変な場所だったので、T山さんのカナディアンにS澤さんを乗せて、回収された舟の所まで送り届ける。

昨日の沙流川の様に大きな波の立つ瀬こそ無いものの、川の難易度レベルでは今日の鵡川の方が明らかに上である。
そこでY田さんが、自分の舟とS澤さんの舟を取り替えることにしたらしい。
Y田さんの舟は最近中古で手に入れたばかりの、クリーク艇と呼ばれる舟である。
ボリュームがあって、瀬の中でも安定しているのだ。

舟の違いは明らかで、S澤さんはその先、一度も沈しないでゴールまでたどり着けた。
その代わり、Y田さんは途中で一度沈脱する羽目になったのである。


鵡川の瀬を下る
舟が変わればこんな瀬でも楽に下れる

ようやく瀬も無くなり、一度休憩を挟む。
そこで、2週間前にここを下見で下っていたO橋さんから、ゴールの福山大橋の手前にある瀬についての説明があった。
左岸寄りを下れば問題は無いが、真ん中から突っ込めば沈脱祭りとなる恐れもあるらしい。
「でも、せっかくだから真ん中に行っちゃいましょう!」とのこと。
気温は10度にも満たないくらいで、こんな日には沈したくないけれど、逃げるわけにはいかなそうだ。

ここの上流でも一事件その最後の瀬までは何も無いだろうと思って下っていくと、突然激しい瀬が前方に現れた。
鵡川はやっぱり気を抜けない川である。

ここで熊五郎さんご夫婦のカナディアンが岩にぶつかって沈。
奥さんだけが身体一つで下流へと流される。

私は、そこで写真を撮ろうと思って岸に上がっていた。
周辺にレスキューに回れそうなカヤックがいないので、ここは私がレスキューロープを投げるしかない。
しかし、距離が遠すぎる。

投げても届きそうにないことは分かっていたけれど、ここでロープを投げずにカメラを構えていたら後で何を言われるか分からない。
久しぶりのロープ投げに緊張したが、飛んだ方向は完璧だった。
ただ、奥さんの数メートル手前でロープは水面に落下してしまった。

その後無事に熊五郎さんの奥さんはレスキューされ、いよいよ最後の瀬が迫ってきた。
まずはI山さんが先に下って、撮影スタンバイ。
カナディアンのT山さんに先に下ってもらって様子を見る。

最後の瀬を下る最初の大きな波で舟が大きく跳ね上げられる。
一瞬姿が見えなくなった後、その先の波も無事にクリア。

それを確認して、私達も最初の波に正面から突っ込む。
その先の波へは、やや左側から入るのがヒーローコースだと聞いていたので、そこへ向かって舵を切る。
かみさんは目の前が何も見えなくなるくらいに波を被ったみたいだが、以外とあっさりと瀬をクリアできた。

直ぐに上陸して写真を撮りに戻る。
S澤さんが瀬をクリアし、会心の笑みを浮かべていた。

O橋さん達が、6艇1列縦隊になって瀬に向かって下ってきた。
普通なら1艇毎に間隔を開けて下るところが、遊び好きな人達である。
そして次々と波を越えていく中で、O橋さんだけが沈脱。

ストッパーに巻かれるめぐちゃん一番最後に下ってきためぐちゃんは、ストッパーに填って暫くもがいた後、後ろ向きに一回転してそのまま波の中に飲み込まれる。
しかしその後、ロールで起き上がったのは見事である。

結局、ここで沈脱したのはO橋さん一名だけとの結果を残して、楽しい鵡川の川下りは終了したのである。

2016年10月10日 曇り 
当日12:00鵡川水位(福山観測所) 168.75m 


鵡川の福山大橋手前の瀬
一列縦隊で最後の瀬に向かってくる

ストッパーに巻かれる   沈脱
ストッパーに巻かれるO橋さん   O橋さん、最後は沈脱

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