北海道キャンプ場見聞録 ファミリー向けカヌーフィールド紹介
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沙流川

(キャンプ場〜三岩橋下流)

30名の集合写真カヌークラブ例会2日目は沙流川。
時雨模様の天気にも関わらず、先月の歴舟川例会に続いてまたしても30名の会員が集まった。
一週間前に下見で下った時よりも、水は明らかに増えていた。
カヤックやカナディアン、ベテランから初心者までが入り混じった大集団で今日の沙流川を下るとなると、何か事件が起きそうな気がする。

そんな予感通り、スタートして直ぐにY須賀さんが隠れ岩に引っ掛かって沈。
昨日のシーソラプチ川では、スタートしてから沈するまでの距離が、過去の例会の中で3番目に短い記録となったが、今日はそれに次ぐ4番目の記録になりそうだ。

水が白く濁っているので、隠れ岩が全然見えない。
でも、一週間前にも下っているので瀬の様子は大体見当がつく。
水が増えているおかげで邪魔な岩も水没し、逆に下りやすくなった気がする。


Y須賀さんの沈   ウォーミングアップ
またしても沈記録のY須賀さん   一息付いてウォーミングアップ

一番最初の瀬何時もならば最初に沈脱祭りが開催される大岩の瀬が、完全に埋もれてしまったのはちょっと寂しい。

その先で最初の瀬らしい瀬が現れる。
一週間前よりも水が増えて波も荒々しくなっていた。
しかし、沈脱祭りとなるような瀬でもない。
それでも、新入会員のS澤さんがしっかりと沈を披露してくれた。

彼はこの日、合わせて4沈することになるのだが、大人数で下ると隊列も長くなり、誰が何処で沈しているか良く分からない。
せっかくの沈を全て見ることができなくて残念だった。

岩の門を抜けて渓谷の中へと入っていく。
一週間前よりも紅葉は進んでいたが、最盛期にはまだ一週間くらい早そうだ。


紅葉の沙流川
岩の門を通過するとその先には紅葉に彩られた渓谷が続く

沙流川の瀬を下る難所の三岡の瀬に辿り着くまでも、大波の立つ瀬が次々に現れる。
撮影に良いポイントがあれば、舟から下りて後続メンバーの写真を写す。

大体は一番先頭をI山さんが下り、皆の動画を撮ってくれる。
その他にもヘルメットにGoProを付けている人が沢山いるので、例会終了後はそんな動画が沢山アップされる。

と言うか、アップされるのは殆どが動画ばかり。
私のカメラでも動画を撮れるのだが、やっぱり一瞬を切り取る静止画もそれなりの良さがある。

三岡の瀬の下見と言うことで、もっぱらカメラマン役を引き受けている私なのだが、それは三岡の瀬をポーテージする時の言い訳にもなるのである。
かみさんは今回もチャレンジする様子を全く見せないので、しょうがなく撮影に集中するしかなかった。

水が増えて瀬の迫力も増していたけれど、その代わりに左岸側のチキンルートが下りやすくなっていた。
撮影班としては少しでも迫力のある写真を撮りたいのに、邪魔なチキンルートだった。

それでも、果敢にヒーローコースを攻めてくれる人もいて、先週よりも良い写真が撮れたようだ。


沙流川三岡の瀬
ヒーローコースを下るI上さん

皆が下り終えたところで、そこでそのまま昼食となる。
雨に濡れた漆黒の岩の上に、色取り取りのカヌーやドライスーツが散りばめられ、なかなか美しい光景である。


三岡の瀬で昼の休憩
紅葉と同じくらいに鮮やかな色合いだ

青空が見えてきた昼食を終えて再び下り始める頃には青空も見えてきた。

相変わらず波の大きな瀬が続いていた。
でも、素直な波なので、緊張しながらも気持ち良く下ることができる。

轟橋まで下ってくると陽も射してきた。
日に照らされると、木々の紅葉が一際美しく輝く。

そんな風景に感動しながら下っていくと、直ぐにまた次の瀬が現れる。
その波の大きさに「これは誰か沈脱者が出るかな」と思って後ろを振り返るが、誰も沈していない。
こんな所よりも、突然現れる小さなストッパーや隠れ岩が沈の引き金となるのである。


沙流川渓谷の紅葉
美しい紅葉に魅せられる

沙流川の瀬を下る   沙流川の瀬を下る
瀬を下る熊五郎さんご夫妻   波に突っ込む

雹が降ってきたこの瀬を過ぎると、後は穏やかな流れとなる。
岸に上がってカヌーの水抜きをしていると、空が突然暗くなってきた。

また雨が降り出すのかと思っていたら、降ってきたのは雨ではなく雹だった。
それもかなり激しい降り方である。
皆、唖然としながらその雹に打たれていた。

その雹も直ぐに止み再び下り始める。
渓谷の中の流れの緩やかな場所に皆が集まる。
30人28艇の舟が集まると、広い川の上も大賑わいとなる。

ここまで沈脱者も何人か出ていたが、最初に心配していたような事件も起きずに下って来られた。

今日の様なレベルの川をこれだけの大人数の雑多な集団で何事も無く下れることって、考えてみると凄いことのような気がする。
それだけ各自のスキルも上がって、お互いにサポートしながら対応できるようになってきているのだろう。


川の上は大賑わい
川の上は大賑わいだ

粗沈した姫さん難所も過ぎて、紅葉に彩られた沙流川渓谷の中をのんびりと下っていく。
のんびりし過ぎて、姫さんが全く何も無い場所で見事にひっくり返り、髪の毛までびしょ濡れになっていた。
今回参加していた大型カナディアン5艇の中で、沈したのは、多分姫さんのこの1回だけだったと思う。

頭上遥か高くに架かる日高大橋、三岩橋の下をくぐっていく。
これらの橋の上から眺める沙流川渓谷の紅葉も素晴らしいが、それを川の上から眺められるのはカヌー乗りだけの特権である。

川の流れも速かったせいか、午後1時過ぎにはゴール地点まで下ってきてしまう。
この後は、沙流川温泉ひだか高原荘で冷えた身体を温め、宿舎の日高青少年自然の家では今日の動画を酒の肴にして楽しい時間を過ごしたのである。

2016年10月9日 曇り時々雨 
当日12:00沙流川水位 (幌毛志橋観測所)  57.26m 


沙流川三岩橋
三岩橋を過ぎて今日の川下りは終了

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