北海道キャンプ場見聞録 ファミリー向けカヌーフィールド紹介
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歴舟川

(カムイコタン公園キャンプ場〜大樹橋)

カヌークラブ例会2日目は、歴舟川の本流をカムイコタン公園キャンプ場から大樹橋まで下る。
忠類のナウマン公園キャンプ場を出た時からずーっと雨が降り続き、気温も低い。

テンションが上がらない カムイコタン公園の駐車場に集まった時、皆のテンションはこれ以上は下がりようがないところまで下がりきっていた。
そこで、予定通り例会を行うかどうか多数決を取っていたら、圧倒的多数で例会中止が決まっていたことだろう。

天気以外にも、昨日下った上流部の様子から下流部はもっと悲惨な流れになっているだろうと考えて躊躇っている人も多かった。
この点については私は逆の考えで、キャンプ場から下流の方が波の大きな瀬が多い筈と思っていたが、誰もそうは考えていないようだ。

結局は予定通り下ることに決まったが参加者は19名まで減ってしまった。
もしも天気が良ければ、昨日に続いて30名越えのツアーになっていたことだろう。

雨の中を漕ぎ出すこれから十勝観光に行く人や、温々とした温泉に向かう人達の見送りを受けながら、雨の中を漕ぎ出した。
その雨も直に止んで、大樹橋にゴールする直前まで雨に降られることは無かったのである。

昨日から降り続いている雨で、川の水はすっかり濁ってしまったが、水量は思った程増えてはいなかった。

最初の土壁が見えてきた。
その土壁からは、湧き水が幾筋もの滝となって流れ落ちていた。
最近の雨によって、土壌水分が飽和状態になっているのだろう。


幾筋もの滝が流れ落ちる土壁

土壁からは幾筋もの滝が流れ落ちていた



沈脱祭りの瀬何時もならば、その土壁に向かって本流が流れていくのだが、今回は本流が土壁から離れたところを流れていた。
そしてそこには、私の予想通り大きな波が立っていた。
まともに突っ込むには躊躇うような大波もあって、思わず横に逃げてしまう。

無事にそこを下り終えて後ろを振り向くと、3艇のカヤックがひっくり返っていた。
思わぬ場所での沈脱祭りである。
そのうち2艇が舟まで流してしまって、皆で協力し合って回収する。

I山さんはロールで起きようとした時に後頭部を打って出血。
S良ジュニアはパドルが引っ掛かって肩を痛めたようだ。
まいき〜さんは、沈せずにそこを下った弟子の奥さんから得意げな目で見下ろされていた。

茫洋とした歴舟川の風景そんな瀬があったかと思うと、川幅一杯に水面が広がり、何処に向かって下っていけば良いのか迷ってしまうような流れも現れる。

その先に現れる瀬は、波は大きいけれど、川幅が広いので余裕を持ってかわすことができる。
そうなると、かみさんは絶対に瀬の中を下ろうとはしないので、私達はチキンルートばかり下ってしまうことになる。

私達以上に徹底してチキンルートを下るのがガンちゃんだった。
そこまで逃げるのかと思う位に、座礁するギリギリまで岸側に寄って下っている。

それ以外のメンバーは、逃げるどころか積極的に瀬に向かって下っていく。
そうして、U田さんが沈。
当然の成り行きである。


歴舟川の風景   沈したU田さん
いたる所から水が湧いてきている   自分の舟まで歩くU田さん

歴舟川を下る
ガンちゃんは徹底してチキンルートを下る

昼の休憩第3の土壁を過ぎたところで昼の休憩。

その先には、以前は流木の絡んだ瀬が有ったはずだが、川幅一杯に広がる瀬に変わっていた。
水が濁っているので川底の様子が見えないが、多分岩盤が露出しているのだろう。
小さな落ち込みがそこら中にあって、先の様子を見ながら下るルートを決めなければならない。

そんな流れの中でsenちゃんは、しっかりとサーフィンポイントを見つけて気持ち良さそうに波に乗っていた。

緩く左カーブを描く最後の土壁では、小さなストッパーにOはしさんが掴まり沈脱。
本人曰く、I山さんに幅寄せされて、無理矢理そのストッパーに入れられたとのこと。

昨日の上流部よりも沈脱者の多い、今日の歴舟川である。


歴舟川で沈脱したおーはしさん
沈脱して舟に乗り込むOはしさん

歴舟川を下る大樹町の街が近づき、正面にコンクリートの擁壁が見えてきた。
テトラブロックも積まれてちょっといやらしい場所だ。
私達とガンちゃんは当然のようにチキンルートを下っていくが、他のメンバーは相変わらずそのテトラに向かって下っていった。

ここでまいきーさんが2度目の沈脱。
テトラには引っ掛からずに済んだが、奥さんのますます得意げな視線に晒されることとなったのである。

その先にあった昔のドングリの瀬は殆ど消えて無くなり、大樹橋が正面に見えたところの大きな波もそれ程では無くなっていた。

それよりも驚かされたのは、大樹橋の橋脚に張り付いた巨大なコンクリートブロックと流木の山だった。
多分橋脚の下に敷かれていたブロックがまくれ上がったのだろう。

大樹橋の橋脚そのブロックをまくれ上げる程の川の流れは一体どんなものだったのだろう。

台風10号の増水時には、もう少しで大樹橋の欄干まで水が届きそうになったらしい。
その名残として、橋桁の横に取り付けられたパイプが折れ曲がり、そこには流木がぶつかったらしい跡が残っていた。

暴れ川と言われる歴舟川の恐ろしさを、まざまざと見せつけられた気がする2日間の歴舟川例会だった。

2016年7月18日 曇りのち雨 


歴舟川の川下り
雨に霞んだ大樹橋が近づいてきた

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