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シーソラプチ川

(ラフトスタート地点〜国体コース)

カヌークラブ7月例会2日目はシーソラプチ川。
水量はちょうど良いけれど、曇り空なのが残念だ。

参加者は23名。これだけ人数が多いと川の上は大混雑となるので、私達は前の方を下ることにした。
先頭になってしまっても、先に何があるかは大体見当がついているので、心配は無い。

五流の瀬商業ラフトも入っているので、自然河川を下る時のような緊張感もなく、純粋に川を楽しめるのがシーソラプチ川の良いところである。

五流の瀬では皆が下る様子を写真に撮る。
姫さんが、敢えて狙ったのかどうかは分からないが、岩盤の切れ目の細くなっている所を下って唯一の沈。
そこを下ったのは姫さんとN島先輩の二人だけだったので、誇るべき沈である。

そこから先も、先頭を下るI山さんの後に付いて下っていく。
そのポジションだと、I山さんが撮ってくれるビデオに映れないのが難点だが、ストレス無く下れるので気持ちが良い。


シーソラプチ川

水量も丁度良く、水も澄んで、最高のコンディションだ



シーソラプチ川を下る楽しそうな瀬が有れば、そこで上陸して後続のメンバーの写真を撮る。
そんな調子で下っていく。

何時ものメンバーがサーフィンで遊び始める。
簡単に入れるウェーブじゃないので、カヤックを引っ張って上流まで上がってきて、そこで誰かに手伝ってもらってウェーブの中に入る。

それだけ苦労しても、波に乗れないまま流れていく人もいる。
ご苦労様としか言い様がない。


シーソラプチ川を下る

緑に囲まれた気持ちの良い流れ


シーソラプチ川を下る   シーソラプチ川でサーフィン
川を下る時も仲良しの二人   G藤さんのサーフィンは何時も安定している

シーソラプチ川クランクの瀬クランクの瀬もちょうど良い撮影ポイントだ。
ここではN島さんが沈して、笑いながら私の前を流れていった。
沈することを全く厭わないN島さんには敬服するしかない。
誰よりも川を楽しんでいるN島さんなのである。

トラウマの瀬だけは、先に何人かに下ってもらい、レスキュー態勢が整ったのを見計らって下っていく。
ここで沈しない自信は全くないのだ。

今回も、何の抵抗もできないまま、あっさりとひっくり返ってしまった。
後で自分のGoPro映像を何度も見返して、進入角度に問題があるのだろうとの結論に達した。
でも、それを確認するのはまた来年になるのだろう。

熊五郎さんご夫妻もトラウマの瀬で沈をして流されてきた。
直ぐに何艇もの舟でレスキューされるのは良いけれど、沈の花道状態の中を流されてくるのは、流されている方にとってはあまり楽しくない。
それがあるので、かみさんはここをなるべく先の方で下りたかったようである。


シーソラプチ川沈の花道
沈の花道を流されるのはあまり楽しくはない

昼食は何時もの場所で。
サーフィンをする人、ミニ滝落ちをする人と、それぞれが川を楽しむ。


ここの河原で昼食   ミニ滝落ち?
ここの河原で昼の休憩   落差が有れば何処でも落ちるパムさん

空知川三段の瀬そうしてやって来た国体コース。
三段の瀬では、何時もより右岸側ギリギリにルートを取ったところ、三段目で舟が大きく傾き、危うく沈するところだった。

熊五郎さんご夫妻も無事に三段の瀬を下ったかと思ったら、最後で横からの流れにバランスを崩し沈。
ここは、初めて下る人がかかりやすいトラップなのである。

次のパチンコ岩は、かみさんとしっかりと打ち合わせをして左側を通るつもりだったのが、その手前の瀬でカヌーが右側に寄せられてしまう。
瞬時に予定を変更し、そのままパチンコ岩の右側をすり抜けた。

トラウマの瀬の次に苦手なのがこのパチンコ岩。
今回の教訓としては、岩の手前の瀬に入る時に左に寄りすぎていると瀬の中で右に寄せられてしまうので、最初から右側から入ってそのまま左に抜けてしまうのが良さそうだ。
しかし、これを試すのも来年のことになってしまうかもしれない。

パチンコ岩に引っ掛かったカヌーここでも熊五郎さんご夫妻が、パチンコ岩の右を抜けるルートで横向きになって引っ掛かってしまった。
身動きがとれずに途方に暮れているようだ。

この状態では、スターンの熊五郎さんが後ろの岩に乗り移ってカヌーを引っ張るしかないが、そこまでは気が回らないのだろう。

最近はすっかりレスキューマンと化しているパムさんが、左岸側からパチンコ岩まで泳いで渡る。

右岸伝いに助けに行っていたN島さんも、そこから飛び込んでパチンコ岩に渡り、ご夫妻をパチンコ岩に収容。


救出劇
熊五郎さんご夫妻の救出劇

パチンコ岩からの救出後はお二人にレスキューロープに掴まったまま川に飛び込んでもらって、そのまま左岸側に上がれば良いだけ。
と思って見ていたら、パチンコ岩と左岸の間にロープを斜めに張り、そのロープを伝って奥さんを渡らせようとしていた。
今年のトナシベツ川で失敗したばかりのレスキュー方法である。

結局今回も、最初に渡った奥さんがロープに掴まったまま水の中に沈みそうになってしまう。
それでも何とかギリギリで岸に上がることができた。
次の熊五郎さんは、レスキューロープを使った普通のやり方で岸に収容。

一番単純な方法は、そのまま川の中を渡月橋の落ち込みまで流されてきてもらえば、その後は簡単にレスキューできる。
流されることに抵抗はあっても、沈したと思えば良いだけだ。
実際にK原さんなどは、パチンコ岩で沈して、そのまま渡月橋の落ち込みまで流されてきたのである。
レスキューを終えたN島さんも、パチンコ岩から渡月橋まで泳いで戻って来たが、これはさすがにN島さんしかできない技である。


シーソラプチ川で流される   シーソラプチ川で泳ぐ人
パチンコ岩から流されてくる人もいれば   パチンコ岩から泳いでくる人もいる

そんな事が有ったものの、レスキューしたり、されたりしながら川を下るのが例会の楽しさでもある。
何事も無く終わってしまってはちょっと物足りない。

晴れていればもっと楽しかったかもしれないが、それでもやっぱりシーソラプチ川を下るのはとても楽しいのである。

2016年7月17日 曇り 
当日12:00空知川水位(幾寅観測所) 353.93m 


集合写真
楽しかった〜

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