利別川の川下りをメインとした3泊4日の道東の旅の途中、突然舞い込んだ釧路川源流部川下りの誘い。 津別のキャンプ場を朝早くに出て、ノンノの森を散策し、津別峠からの展望を楽しみ、集合場所の眺湖橋に一番乗り。 一緒に下るのは、亜香里さんのお友達の浜中で牛飼いをしているあしやんと、同じく浜中の漁師たかやん。 たかやんに続いて、あしやんが真っ赤なバスに乗って到着。 大阪出身のあしやんが北海道にやって来て牛飼いになるまでのスペクタクルな半生の話しを聞いていいるうちに、何時の間にか亜香里さんとたかやんが車の回送をしてくれていた。 たかやんのカナディアンは、購入してから川に浮かべるのはこれが3回目らしい。 眺湖橋の下をくぐって、釧路川へと入ってく。 河畔林からエゾハルゼミの大合唱が聞こえてくる。 |
あしやんとたかやん | 後ろ姿の亜香里さん |
早い流れに乗って下っていくと、あっという間に鏡の間と呼ばれるている場所までやって来た。 何時も感じる事だけれど、ここの鏡の間は千歳川のカワセミ撮影ポイントと雰囲気がとても似ている。 どちらも美しい湖を源流として、河畔林も豊か。 |
緑に包まれる鏡の間 |
川に向かって倒れ掛かった樹木が、右から左からと行く手を遮る。 最初は「大丈夫か!」とびっくりしたが、本人は練習のつもりらしい。 それは、倒木避けばかりではなく、岩避けの練習も兼ねているとのこと。 この日の夜、美幌に住んでいる方から私のフェイスブックに「ここは最高のロケーションと温泉には事欠かないが、ホワイトウォーターは遠い」とのコメントがあったが、釧路・根室も全く同じというか、ホワイトウォーターは更に遠そうだ。 漁師のたかやんが一人遅れて、時々その姿が見えなくなり、何処かで倒木に捕まったのではと気になってしまう。 普段から太平洋の荒波の中で船に乗っていれば、水を恐れる気持ちなんて全く無いのだろう。 彼を見ていると、カヌークラブのメンバーで海上自衛隊出身のM上君の姿とだぶってしまう。 みどり橋手前の川原に上陸して一休み。 そこから先も、岸から張り出した樹木がますます多くなってくる。 下り始める前に地元の方から、ペンションアトレーユの裏辺りに川を塞ぐような倒木があるので注意した方が良いと言われていた。 そこらじゅうが倒木だらけなので、どの倒木の事を言っているのか良く分からなかったが、アトレーユの裏付近にそれらしい倒木があったのは確かである。 |
緑のトンネルの中を下る真っ赤なカヌー |
ゴールの美留和橋手前にこの区間唯一の瀬がある。 皆の下っている写真を撮ろうと、最初に私達が下っていく。 そして、美留和橋の下で上陸。 |
ゴールの美留和橋に到着 | 直ぐには上陸せずに練習する皆さん |
「お昼は私が作るので用意しないでください」と亜香里さんから言われていた。 あしやんのカヌーに積んであった大きなクーラーボックスから、一つ一つ折に入れられた弁当が出てくる。 そしてあしやんが持ってきてくれたお菓子。 あしやんの持ってきてくれたお菓子には浜中町の店のシールが貼られていた。 亜香里さん弁当に、あしやん奥様手製のお菓子。 天気が良いので、3人はそのまま弟子屈まで下る事に決めたらしい。 2015年6月12日 快晴 |
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