今日の天気予報は、曇りで夕方から雨の予報になっていたはずである。 朝5時過ぎに自宅を出発。
もっとも、昨日も余市川を下っていて、多くのメンバーはそちらが川下り納め。
気温はマイナス2度。 間もなくして朝寝坊のはずのビンバさんが到着。 今日はカヌーナビのりょうさん夫婦などカナディアン3艇によるツアーも企画されていたようだ。
先にカヌーナビのツアーを見送ってから、私たちもスタートする。 マリオさんは水が少ないと言っていたけれど、私には過去に下った時と同じ程度に思えた。 流れは意外と速い。
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唯一の岩が絡んだ瀬 | 快適に下っていく |
少人数で下っていると、後続メンバーを待つ必要もない。
いつの間にか空を覆っていた雲は、現れた時と同じようにいつの間にか消えつつあった。 倒木の絡んだ大きな岩が、目の前に現れた。 ビンバさんも上手くかわしたかと思ったが、ギリギリのところで岩にぶつかり横転。 その辺りがちょうど額平渓谷の入り口となる。 アイヌ民族の信仰の対象となるチノミシリが、この渓谷の中に幾つか存在すると聞いていたが、多分この岩峰もその一つなのかもしれない。 今の姿を少しでも心に留めておこうと、その真下の川原に上陸して小休止する。 |
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チノミシリの前で立ちションをする二人 |
カヌーナビの皆さんが、私たちを追い越して下っていった。 その後も素晴らしい渓谷美が続く。 |
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この風景がダムに沈んでしまう |
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渓谷の風景に感動 | 青空も美しい |
大型土嚢で仕切られた川の中を下っていく。 |
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宿主別川の合流部 | ダム建設が着々と進められている |
そしてそれ以上に、沙流川の二風谷ダムを見れば分かるように、ダムからは濁った水しか出てこないので、そこを下ろうと言う気持ちが湧いてこない気がする。 前方にまた、崩れた山肌が見えてきた。
周りには手ごろな大きさの流木が沢山転がっている。 ライターの火でがんびは直ぐに燃え上がり、その火はよく乾いた流木に簡単に燃え移り、大きな炎へと変わっていく。
額平川にはこんな川原が沢山ある。 ここで何時までも焚き火をしているわけにもいかないので、適当なところで焚き火を消して再び下り始める。 河畔の木々寄生するヤドリギがやたらに目立つ。
川の両側から迫る岩壁、広々とした河原、遠くに見える日高山脈の山並み。 かみさんが突然「ちょっと待って」と声を上げた。 |
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巨木の先端にもヤドリギが | ゴールが近付いてきた |
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こんな風景が次々に現れる |
今回のゴール地点は、何時ものゴールよりやや下流。 こうして、とても快適で楽しいシーズン最後の川下りを終えたのである。 2014年11月9日 曇りのち晴れ |
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