毎年、山スキーシーズンからカヌーシーズンへと切り替わるきっかけになるのが4月の千歳川例会である。 そうしてもう一人は、これまたカヌーに乗るのが生まれて初めてのM君。当初は228さんのカナディアンに乗せてもらう予定になっていたのが、カヤックが1艇余っていたので、それに一人で乗せられることに。 天気は良くて春の日射しが心地良いが、気温は低く、川の水は手を浸けるのもためらわれるくらいに冷たい。 千歳川の場合、スタート地点からいきなり流れが速くなっているので、練習することもなく漕ぎ出さなければならないのが、初心者には辛いところなのである。 Y田さんからのレクチャーの成果もあって、その後は何とか沈せずに下れるようになったみたいだ。 |
この辺りは無事に切り抜けたM君だけど・・・ | またその先で |
私もそうだったけれど、千歳川で沈するのは岸から張り出した倒木に引っかかるパターンが多い。 下っている途中で、バラバラになった木製カナディアンの残骸があった。 マナブではスラローム用のゲートが張られ、学生さんなどで大賑わいである。 木々の芽はまだ固いままだけれど、川岸では福寿草が黄色い花を咲かせ、小さな沢では川底が見えない程のサケの稚魚が群れ泳ぎ、確かな春を感じさせてくれる。 |
殺風景な景色に彩りを添える福寿草 | もの凄い数のサケの稚魚 |
魚道に近付いていくと、そこに群れていたカモメ達が一斉に飛び立つ。 今日は水量が多くて、魚道の堰はほとんど水没している。 生まれて2回目の川下りであるドクターT君は、相変わらず沈もせず、この魚道をすんなりと下っていく。 |
壊れたカナディアンを積んできた228さん | 笑顔を浮かべる余裕のドクターT君 |
今回も蛇籠まで沈しないまま下ってしまうかと思われたドクターT君も、その先の何でもない場所で沈して、ようやく周りを安心させてくれた。 最近は迫力のなくなった魚道だけれど、今日は水が多いせいか、最初の落ち込み部分でカヌーの中にたっぷりと水が入ってしまう。 |
久しぶりに迫力のある蛇籠の瀬 |
その後は川沿いの住宅街を眺めながら川の流れにカヌーを任せてのんびりと流れ下る。 2013年4月21日 曇り時々晴れ一時雨 |
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