カヌークラブの10月例会2日目は額平川を下る。 集合写真を撮ってから川の上にカヌーを浮かべる。 途中で流木等があることも予想され、直ぐに止まれないカナディアンはなるべく後ろの方を下るようにとのツアーリーダーからの指示があった。 水は昨日下った沙流川と同じく、かなり少ない。この川としては、最低レベルの水位まで下がっているかもしれない。 同じ透明度でも、ヌビナイ川などは何となく水に色がついている様な感じで、深い淵ではエメラルドグリーンに染まって見える。 水は少ないが、小砂利が敷き詰められたような川底なので、少しくらいカヌーの底を擦っても下るのには全く支障がない。 豊糠橋の手前で昼の休憩をとる。 |
昼の休憩 | 休憩を終えて再スタート |
分流も多く、先頭のY田さんもその度にどちらに進むか頭を悩ませている。 合流した先に、今回の区間で唯一の難所と言えそうな場所が現れた。 と思っていたら、カヤックのC葉さんも危うくその倒木に引き込まれそうになって、見ていた皆が冷やっとさせられた。 今回が例会でのカナディアンソロデビューとなったkenjiの姫さん。 その後に続いてきたたけさんのソロ艇は、姫さんを避けようとして、反対側のエディに入ってしまった。 私は数年前まで、カナディアンは一人で漕いだ方が絶対に楽だと思っていた。 その辺りから徐々に、周りは渓谷の風景に変わってきた。 この川を下っていると、川の中にも川原にも大きな石が無いこと気が付く。 |
美しい渓谷の風景が広がってきた | この吊り橋がダムに取って代わられる |
2003年の台風10号では沙流川流域で大きな被害が発生し、二風谷ダムが大量の流木で埋め尽くされたことも記憶に残っている。 額平川が何時も濁っている様に感じるのと、その濁り方が白っぽいのは、この付近の地質との関係が大きそうだ。 前方に巨大な土壁が見えてきた。 この樹木が生えている付近の崖も、台風10号で新たに発生した崩壊地なのかもしれない。 |
圧倒的な土壁の風景に皆しばし見惚れる |
先頭のY田さんから「岸に上がれ」との合図が送られてきた。 額平渓谷の風景を満喫しながらも、次第に腕が痛くなってきた。 カナディアンのタンデムはまだ良い方で、小さなカヤックでは足が痛くなってきそうだし、カナディアンのソロでは腕の負担が大きそうだ。 たけさんがこの長距離苦にしていないように見えるのは若さのためだろう。 途中で一度休憩を入れる。GPSで確認するとゴールまで後1キロちょっとである。 |
最後の休憩をとる | ゴールまでもう少し |
そして、スタートしてから約4時間で、車を置いてある場所まで到着。 車の回送距離も結構な距離があり、スタート地点まで戻って車をとってきたころには、既に西の空は赤く染まってきていた。 2012年10月14日 晴れ |
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