その後、何日か雨は降ったのだけれど、川下り当日には下見の時の水量まで減ってしまっていた。 集まった物好きパドラーは8名。 ここの川原ではもう一つ大発見があった。
この岩盤も、温泉成分の石灰華由来のものだろうか。 そこを過ぎるといよいよ減水区間へと入っていく。 そんな瀬の中で、カヤックのガンちゃんが岩に張り付き脱艇。 果てしなく続くかと思われたその迷路のような浅瀬も、ようやく一区切りついてホッとする。 |
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最高の川下り日和だ |
下見の結果、岩が多いものの何とか下れそうな落ち込みである。 その先に、巨大な岩が鏡餅の様に重なっている不思議な光景が広がっていた。 |
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まるで岩が積み重なっているように見える | 両側から岩が迫った岩の門 |
休憩を終えて下りだした後、また少し浅瀬に苦労させられる。
ところが、そんな流れがずーっと続いているので、下りながら自分でルートを決めていかなければならない。 そんな不安はあるものの、何とか岩の間を上手くすり抜けながら下れていた。 |
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一つ一つ岩を避けて下る | 一瞬の間にルートを探さなければならない |
エディに入って、先に下る人たちを見ていたが、最後の部分が岩の陰になってその様子が良くわからない。 果たしてそこで、カヌーをコントロールできるだろうか? 「えっ!この幅で我が家のカヌーが通れるの?!」
右岸から左岸に向かって、玉石の川原をえぐり取るように、川が一気に流れ落ちているのである。 未知の川を下る時は、少しでも危険を感じたら、無理矢理にでも止まるのが良い。
私達がいる場所よりも遥かに上の方の川原に巨大な流木が横たわっている。 その先に、かなりの高低差で真っ直ぐに続く瀬が見えていた。 |
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大増水したらこの辺りは川底に | ストレートのお楽しみの瀬 |
でも、その先の風景もまた私達を楽しませてくれるものだった。 楽しい瀬は一か所だけと聞いていたけれど、その先にも落差の大きな瀬がいくつも現れて、とても楽しい。 御料地橋からスタートして、初めての人工物が前方に見えてきた。 |
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この石の下を通過する時はさすがに怖い | 楽しい瀬が次々に現れる |
そこを過ぎると再び自然のままの川に戻って、瀬を幾つか過ぎたところで川原に停めてあった車が見えてきた。 2012年8月25日 晴れ時々曇り |
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