しかしその数年後、実際にここをカヤックで下った人がいて、その方の話によると「大型のカナディアンではちょっと無理だろう」とのことだった。 今年のクラブの例会は二日間のうちで一日は初心者でも下れる川を入れるように企画されていた。 日曜日は朝から素晴らしい青空が広がっていた。 そもそも、トナシベツ川は大型カナディアンでは下るのは無理と言われていたはずだ。
橋の下流には何本ものロープやワイヤーが川を横断して張られていた。 I上さんが、橋のたもとにウドが生えているのを目ざとく見つけて、早速収穫を始めた。
川原近くまで降りられる林道はゲートで塞がれていたので、釣り人が付けたような崖の道から苦労してカヌーを降ろす。
いよいよトナシベツ川を下り始める。 周りの新緑も、昨日下った鵡川の上流部よりも色付いてきている。 |
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青く染まった川の水 | 天気も申し分なし |
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最高の川下りである |
何時も面白可笑しくこの川下り日記を書いているけれど、事故を防ぐための注意だけは常に怠っていないことを知っておいてもらいたい。 そうは言っても、突然見舞われるトラブルはどうしようもない。 同じような流れの場所でもう1回失敗していた。
ファミリーで下っているから「ファミリー向けカヌーフィールド」で紹介したりして、なんて冗談も出てくる。 途中でまたアイヌネギ狩りが始まった。 |
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ここでもやっぱりネギ狩りが始まった | トナシベツ川1号橋 |
水を抜くのも面倒なので、次第にチキンルートばかりを下るようになってくる。 |
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エディで一休み | 新緑が美しい |
この上流に金山ダムがあるのだけれど、そこからの放流が止まっている訳でもなさそうだ。 ここから先は一応、空知川と名前が変わるのだが、流れている水は殆どがトナシベツ川の水である。 山肌がすっぱりと切れ落ちたような、迫力のある景観が迫ってきた。 |
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崩れ落ちる崖 | 崖の下は急いで抜ける |
ここまで止むことの無かった瀬の水音が全く聞こえなくなる。 切り立った崖の中ほどに、旧道の跡が残っていた。 五月橋の下は川岸が急すぎるので、そのやや手前で上陸。道路までカヌーを引き上げるのに、藪漕ぎで少し苦労する。 2012年5月20日 晴れ |
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ゴールの五月橋が見えてきた | 最後の最後まで山菜採り |
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