魚道の工事現場までやって来た。
新しい魚道は既に出来上がっていて、現在は旧魚道などの取り壊しが行われている最中だ。
この新しい魚道については他の人のブログなどで大体の様子は分かっていたので、下見をしないでそのまま下っていく。
流れが結構複雑になっていて、少しだけ冷やっとさせられた。
左岸に上陸してその様子を見てみると、三段の堰になっていてそれぞれがV字状の形態で、その低くなっている部分を下れば良いようだ。
しかし、その場所が中央、右、左と振られているので忙しくパドリングしないとその部分を下るのは難しいだろう。
最後の難所である蛇篭の落ち込みは、左側から進入すると素直な流れになっていてあっさりと下れてしまった。
ここでスリルを味わうのならば、右側から入った方が面白そうである。
この後、何時もならば高速道路の下で上陸するところだが、今回はもっと下流のスポーツセンターまで下る。
小さな落ち込みが一カ所あるだけで、住宅街の横を抜ける面白みのない区間だけれど、澄んだ水の上を流れていくだけで気持ちがよい。
そうしてスポーツセンターの前に上陸。
それを待っていたかのように雲が晴れて真夏の太陽が姿を現してきた。
札幌の気温は今頃35度を超えているのだろうか。
千歳川を去るのが本当に名残惜しい気がした今回の川下りである。
2010年8月6日 晴れのち曇り
当日12:00千歳川水位(ふ化場観測所) 30.23m |