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白雲山然別湖畔コース(2023/06/26)

月例お食事会が登山に変わる

去年の9月に清水町に住まいを移してから、高校時代の同級生二人と月に1回のお食事会を続けていた。
行く店についてはT君が帯広の有名店などを選んでくれていたのだけれど、お互いにそれ程のグルメでもないので、次第に店のネタも尽きてくる。
そこで、6月は山にでも登ってみようとの話になった。

登る山の選択は私に任される。
私以外はアウトドア系の人間ではないけれど、T君は札幌に住んでいた頃に付き合っていた彼女が山好きだったこともあって、札幌近郊の山に何度か登っていたらしい。
M君は登山には縁がないけれど、去年バイクで日本一周をしていた時にせっかくだからと富士山に登ったという。
ある程度は登山のスキルもありそうだけれど、初心者でも登れるような山が良いとのリクエストもあって、カヌークラブの例会で昨年も登っていた白雲山を選択。

私の家に集まってから、車に乗り合わせて然別湖に向かう。
白雲山には士幌高原ヌプカの里から登るコースもあるけれど、清水町からだと然別湖の登山口の方が近いのだ。

然別湖湖底線路
登山口にある湖底線路


午前8時50分登山開始。
登り始めて直ぐに、白雲山山頂へと続く尾根まで上がる急登が始まる。

尾根に上がるまで1回は休憩を入れる必要がありそうだけれど、座って休めるような場所がないのが難点である。
適当な場所を探しながら登っていると、後ろから「1回休もう」との声がかかる。
座れる場所がなくても給水タイムは欠かせない。
何せこの日の鹿追町の予想最高気温は30度を超えているのだ。

白雲山の山登り
急登は老体にこたえる


樹木越しに然別湖が見えるようになってくる。
ここまで登ってくると、尾根までもう少しだ。

白雲山の山登り
然別湖の風景が疲れを癒やしてくれる



1時間ほどで尾根まで上がってきた。
ここでもう一度給水タイムを取ってから先へと進む。

白雲山の山登り
尾根の上はのんびりと歩ける


50m程だらだらと下ってから、山頂に向かって再び急登が始まる。
山頂直下の岩場に荷物を置いてから、大きな岩が積み重なった中をよじ登って午前10時40分山頂到着。
ここからの然別湖の眺めは何度見ても素晴らしい。

白雲山の山登り
山頂到着


白雲山の山登り
素晴らしい眺めだ


反対側の十勝平野の方は、霞がかかって展望も今一つ。
日高山脈の姿は全く見えない。

白雲山の山登り
十勝平野は霞んでいた



岩場まで降りて昼食。
今回始めて山にドローンを持ってきたが、平地で飛ばすのと勝手が違い、ゆっくりと撮影アングルを考える余裕がない。
明る過ぎて、コントローラーのスマホの画面も確認しづらく、良い写真は撮れなかった。

白雲山の山登り
もう少し高度を上げれば然別湖も一緒に写せたのだけど


午前11時50分下山開始。
同じコースを下っても面白くないので、下山は隣の天望山の方へ降りることにした。

白雲山の山登り
下山途中で


50分ほどで天望山との間のコルまで降りてきた。
健脚者ならば、そこから天望山まで登ってその先の東雲湖経由で登山口まで戻るのだろうけれど、私達にそんな余力は残っていない。
もしも私達が東雲湖まで行くとしたら、山は登らずに湖畔沿いの道をずーっと歩いていくことになるのだろう。

白雲山の山登り
コルから見上げる天望山、ここから登る気にはなれない


コルから湖岸へ向かって、登山道は緩やかに下っていく。
周りには立ち枯れた木々が目立っている。

白雲山の山登り
立ち枯れた林


湖畔までまで降りてくると、後は湖岸に沿って登山口まで戻る。
ここでは湖を眺めながら歩けるのかと楽しみにしていたが、樹木に遮られて湖の姿は殆ど見えない。
一箇所だけ湖岸に出られる場所があるだけだった。

白雲山の山登り
湖岸まで降りられたのはここだけ


そうして午後1時50分に登山口まで戻ってきた。
帰り道の途中にある「森のキッチンかわい」で、コーヒーを飲みながら反省会。
月一のお食事会は、これからは月一の登山に変わるのかと思ったけれど、登山は年に一度で良いとの話に収まった。



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