北海道キャンプ場見聞録
十勝岳連峰縦走1日目(2013/7/13)
十勝岳温泉〜十勝岳〜上ホロカメットク山
まずはテン場目指して |
海の日の3連休は今年初の山キャンプへ出かけることにした。 その雪の融けかけた場所ギリギリに車を停めたのだけれど、参ったのは、そこら中に人間のウ○コが落ちていることだった。 6時50分に登山口を出発。 我が家が上ホロカメットク山に登るのは初めて。 安政火口との分岐から先の登山道は、傾斜も急になって岩を乗り越えながら登らなければならない。 尾根を回り込むと富良野岳と三峰山の姿が見えてくる。 途中から雪渓の中の登りとなる。 富良野岳と上ホロカメットク山への分岐までやってきた。 上ホロへは、ここまで登ってきた雪渓をそのまま真っ直ぐに進むのが正しいルートの様である。 そこからもう一つ雪渓を過ぎると、その先に木製の階段が現れた。 階段の付けられた登山道は、私はあまり好きではない。 爆裂火口が眼下に広がる。 後ろを振り返れば、これとは対照的な緑に覆われた富良野岳や三峰山の姿があった。 |
荒々しい風景の先には端正な十勝岳の姿 | 後ろを振り返れば富良野岳の姿が |
最後の急登を登りきると三峰山から続く稜線の上に出てきた。 三段山はもう随分と下に見えていた。 |
目の前に見える上ホロカメットク山とその向こうには十勝岳 |
明日はあの富良野岳まで縦走だ |
今日の野営予定地は、そこから上ホロカメットク山を越えた先にある上ホロ避難小屋のテン場である。 そうして尾根を登りきると、十勝岳がその全貌を現した。 |
エゾノツガザクラの花がが絨毯のように咲き誇る | チングルマの向こうには上ホロの山頂が |
テン場に一番乗りし、昼食を食べ終えてから、午後は十勝岳まで足を延ばすことにする。 その先の尾根は、人が一人歩けるくらいの幅しかなく、足がちょっとすくんでしまう。 十勝岳が近づいてくると、次第に溶岩の塊が目立つようになってきて、最後の山頂へ続く登りでは斜面全体がそんな溶岩の塊に埋め尽くされていた。
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十勝岳に向かって | 山頂は大賑わいだった |
山頂からは、残雪を抱く旭岳やトムラウシ山の姿が白く見えている。 人が多すぎて落ち着かないので、早々に下山することにした。 大砲岩への急斜面を登っている人の姿が見える。 50分でテン場まで戻ってきて、今度は返す刀でそのまま上ホロカメットク山へ登ることにする。 上ホロカメットク山は富良野岳や十勝岳よりも標高が低いが、その両山を手に取るように眺めることができ、十勝岳連峰の中では一番のビューポイントと言っても良いだろう。 明日、そこから見える富良野岳までの縦走路を歩くと思うと、心が弾んでくるようだった。 |
上ホロカメットク山に登る後ろにはテン場と十勝岳が見える |
足下には安政火口、その先には富良野盆地が広がる |