北海道キャンプ場見聞録
海向山(2013/10/27)
2日目も再び |
前日の恵山に引き続き、今日は、その恵山に登りながら常にその姿を眺めていた海向山に登る。 駐車場には大型観光バスが停まり、恵山の遊歩道は沢山の観光客がゾロゾロと列を作って歩いている。 駐車場の端に建てられた海向山コースの標識の先には、サラサドウダンの紅葉で赤く染まった台地が広がり、その先に目指す海向山が見えている。 駐車場から階段を下り、赤く彩られた台地の中を下っていく。 サラサドウダンのトンネルの中を歩いて行く。 時々、背の低いモミジの紅葉が楽しめるくらいで、紅葉した葉は頭上高くに付いているのだ。 |
サラサドウダンのトンネルの中では小さなモミジの紅葉しか楽しめない |
駐車場から15分程で海向山の右回りと左回りコースの分岐にやってきた。 落ち葉を踏みしめながら歩いて行くと、登山道は次第に傾斜を増してくる。 |
ミズナラ林の中を黙々と登る | ピーク付近で視界が開ける |
そこから美しく紅葉した山に向かって一気に下っていく。 登ってくる途中もそうだったけれど、ここの林床は背の高い笹が密生することもなく、とても見通しがよい。 456m峰と海向山のコルまで降りてきて、再び急な登りが始まる。 |
こんなミズナラ林が大好きだ |
岩場の急登 | ようやくツツジの紅葉を見られるようになってきた |
ここでもまた、急な登りが終わると共に、周りの木々の背が低くなってくる。 間もなくして海向山の標識が立つ山頂に到着。 先程まで雨を降らせていた雨雲は、既に上空を通り過ぎて、今は海の上で雨を降らせているようだ。 |
ドウダンツツジの紅葉と虹 | 津軽海峡の向こうには下北半島の姿も |
海向山の頂上からは、爆裂火口付近しか見えていなかった恵山だが、右回りコースから下山する時は、その全景と山麓に広がる樹林帯が一望出来る。 次第に雲も取れてきて、それと共に太陽の光が紅葉の風景を更に鮮やかに染め上げる。 |
目の前全部にこんな風景が広がる |
谷筋に紅葉した木々が集まる | 樹海が真っ赤に染まる |
やがて登山道は樹林帯の中へと入っていき、それまでの絶景とは別れを告げることになる。 そこを下りてしまえば、後は駐車場までなだらかな登山道が続く。 下山は約1時間。 恵山も海向山もそれ程時間もかからずに登ることができ、全く違う風景を楽しめる二つの山、一日で両方登るのも楽しいかもしれない。
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駐車場まで戻って来た | 最後の最後に雨に降られた |