私が生まれ育った町清水町、そこの唯一のキャンプ場(最近、個人経営のキャンプ場が1カ所作られたが)を見聞録の中では紹介しないわけにはいかない。
ただ、ここには一度も泊まったことがない。もしもここに泊まったりしたら、どうして家に泊まりに来ないんだ!って実家の親から怒られそうだし。(^_^;
それに、あえて紹介するほどのキャンプ場でも・・・。(^_^;;;
でも、やっぱり故郷のキャンプ場として応援してあげたいので、ここで取り上げることにしました。
日勝峠を清水町側に降りてきたところにあるキャンプ場、周りに観光地があるわけでもなく、道内を移動中のキャンパーでもわざわざここを利用するケースは少ないだろう。
翌日に峠越えを予定していたり、峠を越えてきて疲れ果てたようなチャリダーが利用するには、ちょうど良い場所かも知れない。
山の斜面の途中に造成された感じだが、サイト部分は平らである。
如何にも昔風の、丸太で囲んだテント床が間隔も狭く配置されているが、利用者は少ないのでテントが並んでぎゅうぎゅう詰めなんてことにはならないだろう。
山に囲まれ、周りの樹木も大きいので、1日のうちで日の当たる時間は少なそうだ。
こんな山奥の雰囲気のキャンプ場だが、国道が結構近くを通っているので車のエンジン音が聞こえてくる。
ただ、すぐ近くを流れる川の音が、その騒音を消してくれる。
この川、山から流れ出したばかりの綺麗な水が流れているが、鬱蒼とした藪に覆われてしまって、あまり水遊びの場とはならない。それに勾配がきついので、ほとんど滝のような流れだ。
五右衛門風呂もあるが、これは結構楽しそうだ。薪もたっぷりと用意されている。
泊まって損をするキャンプ場ではない。気軽に山の中の雰囲気を味わいたい方、五右衛門風呂なるものに一度は入ってみたい方、峠越えで体力を使い切ってしまった方、うるさいくらいの川の音を聞きながら眠りたい方、是非ここに泊まってあげて下さい。
ところが、開設期間が夏の僅かな間だけ、昔は6月から9月まで営業していたのに町の財政も火の車みたいで。
隣接する日勝スキー場も風前の灯火みたいだし・・・。何とか頑張って欲しいものです。
国道からは日勝スキー場の大きな看板が出ているので、それを目印にして下さい。
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