北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.78
フードバレーとかちマラソンで自己ベスト狙い
青空が広がる会場の中央公園
2年連続で出場するフードバレーとかちマラソン。
2時間切りは当然の目標だけれど、一番の目標は6年前の余市味覚マラソンで記録した1時間57分31秒のハーフマラソン自己ベストの更新である。
去年は1時間58分25秒で、僅か1分足らずで更新ならず。
今年こそはと意気込んでいたけれど、最高気温の予想は16度とやや高め。おまけにぶっちぎりの青空。
気持ち良く走れるのは良いけれど、私は暑いのが苦手なので、記録を狙うにはちょっと厳しそうだ。
ゴールになる中央公園で荷物を預け、スタート会場の駅前通りに30分前に移動。
アカナラの街路樹が綺麗に色づいていたが、去年のマラソン時よりは紅葉が遅れているような感じだ。
タイム毎に並ぶ場所がきまっているけれど、本来の自分のタイムならば105分~119分の場所に並ぶところを、今年は85分~104分に並ぶことにした。
去年は正直にタイムどおりの場所に並んだら、スタート時の流れが遅くてタイムロスしていたので、記録狙いのための作戦である。
駅前通りがスタート会場
高校の同級生である帯広市長の合図で午前9時にスタート。
前の方に並んでいると、スタートして直ぐにスタートラインを超えて、直ぐにそのままレーススピードに達する。
何時ものマラソンと勝手が違っていたためにGPSウォッチのスイッチを入れ忘れ、1キロ地点でようやく気が付いてスイッチを入れる。
前半はキロ5分30秒のペースで走ろうと考えていたけれど、回りのペースも大体それくらいなので、良い感じで走れていた。
今日の天気ならば半そでシャツに短パンで走りたいところだけれど、朝のスタート時はまだ気温も低いので、長袖シャツにサポートタイツの格好にした。
陽射しも強いので、これでは直ぐに暑くなってくる。
結果的に何度も給水することになって、このタイムロスが結構大きかった気がする。
今年は天気が良いので沿道の応援も賑やかだった。
そんな様子を撮影したかったけれど、自己ベスト更新を狙っているのでそんな余裕も無い。
でも、帯広南商業のチアリーダーの応援には思わず足を止めてしまった。
チアリーダーの応援には足を止める
その後折り返しに向かって登り坂が続くが、何とか5分30秒のペースは維持できていた。
10.4キロで折り返した後、かみさんが私のかなり後ろを走っているのが分かった。
「遅いぞ!」と声をかけたが、体調が悪いのだろうかと心配になる。
しかし、そんな心配は無用だったようでその後直ぐに追い付かれる。
前半はセーブして走っていたようで、私から「遅い!」と言われたことで少々気分を害したみたいで、そのまま一気に追い抜いていった。
私も下り坂を利用してスピードを上げるつもりでいた。
しかし、思うようにスピードが上がらず、逆に5分40秒まで落ちてくる始末である。
去年はこの下りで5分10秒くらいで走れていたので、ちょっと焦ってしまう。
この下り坂でスピードを上げようと思ったが
最近は練習の時でも、一生懸命走っても5分20秒が精一杯という状況である。
本番になればもっと早く走れるだろうと考えていたが、やっぱり練習で走れなければ本番も同じだった。
余市マラソンで自己ベストを記録した頃は、普段の練習でも10キロを50分ちょっとで走れていたのに、今となっては絶対に無理である。
沿道では、私設エイドで色々なものが出されていたが、それに手を出す余裕は無い。
心拍数はスタート直後から最大心拍数の90%を超えたままだ。
色々と調べてみたけれど、この心拍数でマラソンを走るのは有り得ないみたいだけれど、私の場合は何故かここまで心拍数が上がってしまうのである。
それでも、頑張れば何とかこのペースのままゴールできそうなので、ひたすら走り続けた。
ゴール地点の様子
GPSウォッチのスイッチを入れ忘れ、ゴールにもタイム表示が無いので、完走記録証を手渡されるまで自分のタイムが分からない。
それでもゴールを切った瞬間、自己ベストを更新できた実感はあった。
それなので、記録証に印字されていた1時間58分32秒のタイムを見た時は複雑な気持ちだった。
自己ベスト更新ならず
2時間は切れたけれど、自己ベスト更新どころか去年のタイムより遅かったのである。
給水にかかった時間だけ、去年のタイムより遅くなってしまったようだ。
ハーフマラソンで自己ベストを更新するためには、もっとスピードを上げる練習をしなければならないようだ。
去年は走り終わった後、荷物を受け取るのに随分と待たされたけれど、今年はスムーズに荷物を受け取ることができた。
その後、無料で豚汁や1キロのジャガイモが貰え、食事ブースの出展も多く、500円の食事券で何を食べるか迷うくらいで、大会自体は去年よりかなりレベルアップしたようだ。
ただ、前日の大雨の影響もあって公園内の芝生が悲惨な状況になっていたのは、大会後の補修が大変そうだ。
来年もこのマラソンで自己ベスト更新にチャレンジするか、それとも自己ベストを記録した余市のマラソンに出場するか迷いそうだ。
いや、それよりも自己ベスト更新はもうあきらめて、エイドを楽しみながらのんびりと秋の帯広の街を走るのも良いかもしれない。