北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.70
2度目の洞爺湖マラソン |
3年振りに出場することにした洞爺湖マラソン。 3年前は3月4月と200キロ以上走り込み、その間に3時間走4回と30キロ走が2回。 フルマラソンで途中で歩いてしまうのは脚力不足が原因だと考えて、最近は脚力を付けるためのLSDを多く取り入れていた。 30キロ過ぎで歩いてしまうのは前半のオーバーペースが原因とも言われるけれど、私の場合、どんなにゆっくり走っても30キロが精一杯なのだ。 おまけに、ランニングの師匠であるこうめさんから「前日はアルコールを控えて、水分は多めにとって」と言われていたのに、キャンプの夜が気持ち良すぎで、缶ビールを3本も空けてしまった。 最後にポカリスエットを1本飲んで水分補給しておいたけれど、これがどれくらい影響してくるのかは、アルコール抜きでフルマラソンにチャレンジした経験がないので、全く予想が付かない。 朝5時半にキャンプ場を出発。 何時ものことだけど、駐車場に車を停めるために早く会場に着くと、スタートまで時間があり過ぎるので待ち疲れてしまう。 30分前にスタート位置へ移動。 |
スタートまでのこの時間があまり好きじゃない |
9時半に、並んでいた列が動き始める。 気温が高いので、給水所では主にスポーツドリンクで小まめに水分補給をする。 我が家のテントが張ってある仲洞爺キャンプ場前は、前回はキャンプ場側の道路を走ったいたのに、今回はそのまま道道を通り抜けるコースに変わっていた。 21キロ過ぎから湖畔道路を離れて内陸部に向かう折り返しコースとなる。 昨年、一昨年と走った網走マラソンでは、この程度の登り坂は可愛いものだった。 それが今年は、これまでの暑さで消耗したのか次第にペースが落ちてくる。 遙か彼方まで続くランナーの列。 |
折り返し地点がなかなか見えてこない |
折り返してきたかみさんとすれ違う。 ようやく折り返し地点を過ぎる。 湖畔周遊道路に戻って来て、公園のトイレが有ったのでそこで用を足す。 30キロエイドで配っていた塩羊羹とチーズケーキはお土産としてもらっておいて、バナナ |
この辺りではほとんどのランナーが歩いている |
給水所やスポンジポイントで水が無くなっているのには参った。 中には早々に片付けが終わってしまった給水所まである。 残り5キロの看板を見つけて、頭の中で到着時間を計算する。 ただ、39.5キロに関門があり、そこの閉鎖時刻が何時なのかが分からない。 それまで一緒にトボトボと歩いていた周りのランナーが皆走り始めた。 すると突然、コース上にいた女性の係員が「関門閉鎖まで後1分です」と声を上げるのを聴き、ビックリした。 「残り30秒です」 「残り15秒」 もう走る力は残っていなかった。 それにしても、ゴールで制限時間に間に合わず完走できないのならばまだ納得できるが、ゴールを目前にした39.5キロ地点で打ちきりにされるのは何か酷い仕打ちのように思えてしまう。 結局、ゴールしたのも制限時間ギリギリの5時間29分40秒だった。 |
制限時間ギリギリでゴール |
かみさんも4時間54分と、かろうじて5時間を切った状況である。 |