我が家のファミリー通信 No.63

今年もママチャリ参戦


モエレ沼公園を会場に開催されるママチャリ耐久リレーに出場するようになって、もう7年目。
そろそろ引退させてもらいたいのに、参加者が少なくて、I山ママチャリ総監督からのお許しがもらえない。

快晴のモエレ沼公園少しは練習しておかないと、辛い思いをするのは自分なので、3週間前から片道9キロの職場まで自転車通勤を始めた。
しかし、雨が降りそうだ、風が強い、蒸し暑い、眠たい、等々の理由を付けてはサボっていたので、3週間で実際に自転車通勤をしたのは4回だけ。
大した練習もしないままに本番を迎えてしまった。

天気は朝から快晴。
現地には7時前に着いたのに、既に各ピットの前にはテントがずらりと並んでいた。
もっと早くに来ていたI山さんが場所取りしていてくれたので、そこに我が家が持ってきたタープを張る。

私達のチームは今回は9名。
「ウィルダネスカヌークラブ」と名乗りながら、クラブの会員は5名だけ。そのうち1名はママチャリレースと忘年会だけに参加する方で、私がクラブに入ってから川で会った事は一度もない。
他の4名はクラブ員それぞれの職場の同僚とか関連会社の方とか、外部からの助っ人メンバーである。
私が始めて参加した時は、クラブの中で2チームも作っていたのが、今となっては信じられない。

モエレ山登山助っ人とは言っても、一人を除いて去年も一緒に走った方々なので、既に同じチームとしての絆が出来上がっている。
この辺は、仕事の関係で編成するようなプロジェクトチームなどとは根本的に違うところだ。
遊びが目的で集まったチームは、初対面でも直ぐに親しくなれるのである。

開会式まで時間があったので、かみさんと二人で標高61.7mのモエレ山に登ってみる。
私は2度目、かみさんはこれが初登頂となった。
モエレ山は、公園の中に土砂を積み上げて造った人工の山だが、国土地理院の地図にもモエレ山としてその標高まで載っているのである。
周辺がほぼまっ平らな東区に造られた山なので、その山頂からはまさに360度の展望が楽しめる。


モエレ山山頂からの展望
モエレ山山頂から手稲山を望む

登山から戻ってくると、各チームのメンバーも集まってきたようでピット付近はとても賑やかになっていた。
私達の隣のチームには、ふなっしーやくまもんの仮装をした人がいて、カメラを向けると快く応じてくれる。

ふなっしーかみさんが「本物のふなっしーも来てるみたいよ!」と興奮しているので見に行ったら、確かにこちらのふなっしーの方が本物に良く似ていた。
でも、「何で本物が来てるのかしら?」と、相変わらずかみさんがそれを本物のふなっしーだと信じ込んでいるようで、返す言葉も無い。
子供の夢を壊すのも気が引けるので、放っておくことにした。

全員で仮装しているチームもあるけれど、こちらのふなっしーは個人的仮装のようである。
開会式の会場へと移動する時、そのチーム仮装の一つに度肝を抜かれた。
チーム全体としては天空の城ラピュタの仮装なのだが、その中のロボット兵のインパクトが凄いのだ。
過去にも、ガンダムとかダースベーダーとか素晴らしい仮装チームが出場していたけれど、このロボット兵はそれらを完全に凌駕していた。
そんな仮装を見るのも、このママチャリレースの楽しみの一つなのである。


一応ふなっしー ロボット兵
こちらのふなっしーはちょっと・・・ 存在感ありすぎのロボット兵

そしてレースが始まった。
第一走者は強力助っ人のK池さん。
私達のチームが何時も上位に入れるのは、K池さんのおかげと言っても言い過ぎではない。

ローリングスタートスタート地点に並ぶ順番は、当日の受付順。
I山総監督が早くに受付してくれるので、スタートは前から2列目と絶好のポジションである。
先導バイクの後ろに付いたままコースを一周してからのローリングスタート。
多分、一周している間に熾烈なポジション争いがあるのだろう。
そんな所に素人が入り込む余地はない。
経験豊富なK池さんにしか、第一走者はまかせられないのだ。

そのK池さんがピットに戻ってきて、次の走者に代わった後、そのまま苦しそうに芝生の上に倒れこんだ。
どうしたのかと思ったら、先頭に出てしまったので、そのままトップで走ってきたとのこと。
風も結構吹いているので、そこを先頭で走るのは相当にきついはずだ。

ピットでの選手交代が命だそれにしてもいきなりトップに立たれてしまっては、後続メンバーへのプレッシャーが大きくなってしまう。
今年は去年のチームよりも総合力は落ちていると思われるので、怪我をしない程度に頑張れば良いと考えていたのである。

私の出走順は一番最後。
ぶっちぎりで早かったK池さん以外では、6分台で走ったのはI山総監督だけ。
その他のメンバーは、大体が7分30秒をオーバーするタイムである。
記憶は定かじゃなかったが、去年は私もギリギリで7分を切ったような気がする。
今年の皆のタイムが遅いのは途中で向かい風の強い場所があるためなのだろうか。

前走のN友先輩から自転車を引継ぎ、直ぐに全力疾走に入る。
遊びで参加しているレースなのだから、適当に走れば良いのだけれど、遊びだからこそ本気で走らなければ面白くないのだ。

追い越しが怖い怖いのは怪我だけである。
私達のチームも過去に2名骨折者が出ていて、以前の私の職場の同僚も、骨は折らなかったけれど転倒して全身を擦り剥き悲惨な状態になったこともある。

直接は関係ないけど、先月はかみさんも川で流されて骨折していて、何時も以上に怪我が怖かった。
それでもやっぱり、走り始めるとそんな事も忘れて本気で走ってしまう。
ピット付近や折り返し後の対面通行部分はコース幅も狭まり、そこで追い越しをかけたり、かけられたりする時は、本当に命がけである。

途中で向かい風になる部分があって、そこではガクッとスピードが落ちる。
風さえ無ければ、脚力には関係なく走れるけれど、向かい風では脚力勝負となってしまう。
ここで練習不足の影響がもろに出るのだ。
毎朝のランニングだけでは、自転車を漕ぐ筋肉はほとんど鍛えられないのだろう。

我がチームの風景ピットまで戻ってきて、そのまま芝生の上に倒れ込む。
タイムは7分27秒、メンバーの中では中間のタイムだけれど、私の前に走ったN友先輩は7分17秒。
参加者の中での年齢はN友さんに次いで上から2番目なので、若い人より遅いのは気にならないが、N友さんに負けるとちょっと悔しい。

N友さんの自転車のキャリアは聞いた事がないけれど、川の例会には出てこなくてもママチャリレースにだけは出るくらいなので、昔は自転車の選手だったのかもしれない。
歳は私よりもかなり上だと思われるが、勝ち目はなさそうだ。


ママチャリに乗るふなっしー 倒れ込むふなっしー
ママチャリに乗るふなっしー 走り終わったらふなっしーも倒れ込む

ママチャリ耐久リレーは4時間で何周できるかの勝負。
一度走ると、次の自分の順番が回ってくるまで1時間近く空き時間ができるので、園内を散策してみる。
コース沿いにびっしりと並んだテントの間を抜けて裏に回ると、芝生の上では子供達がボール遊びをしていたり、親子連れが水遊びをしていたりと、普通の公園の風景が広がっている。
園内の風景直ぐ隣では、必死の形相で自転車をこぐ人達がいるのに、そのギャップの大きさが面白い。

でも、レース参加者が全員必死になっているわけではない。
特に仮装系の人たちは、周りに手を振りながらのんびりと走っている。
ラピュタのロボット兵も自転車に乗っていた。
レースの参加者なのだから自転車に乗るのは当然といえば当然なのだが、風も結構強いのに、この姿で自転車に乗るのはかなり大変そうだ。
コースが狭まっている場所でこのロボット兵を追い抜かす事にならなくて済んだのは良かったかもしれない。

麻生病院のチームは、今年も仕事着姿で参加していた。
これは仮装とは言わないのだろうが、その姿を見るのが毎年の私の密かな楽しみなのである。


自転車に乗るロボット兵 自転車に乗る看護師さん
向かい風が辛そうなロボット兵 これは仮装じゃなくて仕事着

現在の順位を確認すると、今年も20位以内に入っていた。
その後も15〜17位くらいの間で上下していた。
これはあまり良い傾向ではない。
240を超える参加チームの中でのこの順位は、ついつい頑張ってしまいたくなる順位なのである。

疾走するIW田さんそれにしても、K池さんを除いてはそれ程早い人がいるわけでもない。
カヌークラブと言っても、スポーツマンタイプの人は誰もいない。
平均年齢もかなり高い。
それでいてこの順位に入っていると言う事は、皆が自分の力の限界まで振り絞って走っているからなのだろう。
本気で遊ぶ事にかけては、誰にも引けを取らないチームなのである。

2回目も必死に頑張った。
確実に前回のタイムを上回っただろうと思ったが、全くの同タイム。
N友さんは逆にタイムを上げていた。
もう勝ち目はない。


交代した後はヨレヨレ
足がもつれている私


最後に走るK池さん自分にとっては最後となる3回目。
全力を振り絞るつもりで望んだが、更に強まった風にも負けて、タイムは10秒遅くなってしまった。

自分の責任を果たし、後は4時間が経過するまでK池さんや若手に頑張ってもらうだけ。
最終周回は今年もK池さん。
最終的な順位は14位となった。
2年前の時にだけ作られた17インチクラスで優勝したのを除けば、これまでの最高順位である。

こうして今年のママチャリレースも終わった。
年に一度くらい、何も考えずに全力を出してみるのも楽しいものだ。

最後にちょっと残念だったのが、ラピュタの仮装チームが仮装部門で3位に終わってしまったこと。
絶対に優勝だと思うんだけどな〜。


ラピュタチーム
本当にそれぞれのキャラに良く似ていた


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