北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.58
白滝の魅力 |
遠軽町白滝と言う地名よりも、私にとっては白滝村の方が馴染みやすい。 その後、カヌーで湧別川、支湧別川を下るようになって、白滝村の新たな魅力に触れることとなった。 |
霧に包まれる白滝高原キャンプ場 |
珠玉の川の表現がとてもよく似合う支湧別川 |
平山へ登る途中から白滝方向を眺める |
周りの山々の紅葉も大変美しい |
そんな白滝村に2年前に移住してきた村林さん。 |
アウトライダーの看板 | インディアンカヌークラフトの看板 |
支湧別小学校は2011年に廃校になったばかり。 外観は普通の木造校舎である。 木造の校舎としては旧増毛小学校や当別町の弁華別小学校が有名だが、もしかしたらこの支湧別小学校だって大変貴重な建物なのかもしれない。 |
木造トラスが美しい体育館内部 |
その貴重な木造体育館の中で、濛々と煙を上げながら炭火での焼き肉どころか、焚き火までやっても良いと言われているのだから、驚きである。 焚き火の煙が、木材の耐久性を高めてくれるとの村林さんの考えからだった。 体育館の中には、犬ぞりツアーの宿泊に使われるゲルが、組み立てられた状態で置いてある。 その他にも、村林さんが製作したキャンバス張のウッドカナディアンやバイダルカが無造作に置かれていた。 教室の中にも製作途中のカナディアンカヌーあったり、廊下には村林さん製作のパドルがさりげなく飾られている。 |
子供達の足音が聞こえてきそうだ | さりげなく下げられたランタンが良い |
教室の中には製作途中のカヌーが | 廊下に飾られたパドル |
地域の人たちにとっては、自分たちが卒業した学校は掛け替えのない存在である。 でも、その学校が地域の新しい魅力を作りだす施設として有効に使われる方が、夢があるのではないだろうか。 校舎の裏では、沢山のソリ犬たちが飼われている。 また、ここの犬たちの食事は、地元の食品工場からシカ肉等の使わない部位をもらっているそうである。 ちなみに、その食品工場を経営している白楊舎では、色々な五目ご飯の素の缶詰も販売している。 白滝には他にも、自家栽培麦を使った天然酵母パンを売る「パン酵房 fu-sora」と言うパン屋さんがある。 このように様々な魅力が散りばめられた白滝村は、大きな可能性を秘めた土地なのである。 これだけ白滝のことを宣伝しておきながら、本当は静かな白滝のままでいてもらいたい気がする。 |
山があるだけの白滝の風景 |
朝の校舎 | バイダルカの内部 |