北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.33
北海道土木遺産を歩く |
以前、職場で回覧されていた土木関連小冊子に、旧狩勝線の大築堤(大カーブとも呼ばれる)が土木学会選奨土木遺産に入賞した記事が載っていて、それ以来この大築堤に興味を持っていた。 旧狩勝線は、その跡地の旧新内駅から新得までが「狩勝ポッポの道」というフットパスとして整備されている。 まずは新内駅にある客車を改造したインフォメーションセンターで、このコースの概要を聞いてみることにした。 まるで林道のような廃線跡を車で走る。 |
先日歩いたばかりのポロト自然休養林の遊歩道と比べると、周りは全て人工林で、面白味は全くない。 しばらくは周りの木々に遮られて見通しも利かないけれど、大カーブが近づくにしたがって、空が広がってくる。 |
そこから少し歩くと自然林の林間へと入ってきた。木々の葉が茂ると緑のトンネルとなりそうなところだ。 |
轍の跡を、川のように水が流れてきていた。 |
気持ちの良い道も手入れがされなければ |
笹に覆われてご覧の有様 |
駐車した場所まで戻って、再び車に乗り込み先に進む。 再び旧線跡に出て、その先にも高さ80m、長さ200mの大築堤がある。 やがて新内隧道の前までやって来た。 |
作業道があるので、車で先まで行けると聞いていたけれど、その作業道は完全に雪に埋もれていて、車での走行もここで終わりだ。 |
前方に山の斜面が迫ってきたなと感じる頃、目的の狩勝隧道に到着した。 帰り道、道ばたの福寿草や木々の間を飛び交う名も知らぬ鳥の姿を楽しみながら歩いていると、道路脇に倒れている電柱を見つけた。 |
林道の途中から国道に出て、改めて国道から大築堤を眺めてみることにする。 2009/05/02 |