北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.15
感動宮島沼 |
日が沈み始める頃になると、戻ってくる群れの数が増えてきた。 沼と反対側の空を眺めて、大きな群れが近づいてくるのを確認するとカメラを構えてシャッターチャンスを狙う。しかし、なかなか思うように夕陽と鳥が重なってくれない。 やがて夕陽は完全に沈んでしまった。 寒いし、そろそろ帰ろうかなと考えていると、クライマックスはそこから始まったのだ。 それまでは、二、三十羽の小さな群れが散発的に戻ってくるだけで、たまに大きな群れがそれに混ざる程度だった。 ところが、日が沈んだ後は次々に大きな群れが現れ始め、群れと群れが繋がって空に大きな幾何学模様を描き出している。 たちまち沼は、賑やかな水鳥たちの賑やかな声に包まれた。 それでも絶えることなく、遠くの空からマガンの群れが次々と沼に向かって飛んできている。空を埋め尽くすくらいの巨大な群れもやってきた。 花火大会のフィナーレを飾る超大型のスターマインを見ているような感動である。 三脚からカメラを外し、あらゆる方向からやって来る鳥の群れに夢中になってシャッターを押し続けていると、512MBのメモリーカードもとうとう一杯になってしまった。 フーッと一息ついて、後はゆっくりと空を見上げる。 留守番をしている妻に電話をかけ、マガンの鳴き声を聞かせてあげる。かなり悔しがっているみたいだ。 次には妻にも絶対にこの光景を見せてやりたい。 まだ時折群れの姿が空に見える中、すっかり満足して札幌への帰途についた。(2004.4.17) |
と言うことで、翌日もかみさんを連れて宮島沼まで行ってしまいました。(^_^; 昨日よりも空全体に薄い雲がかかった感じでしたが、その分夕焼けも綺麗で、今日の方が良い感じだったです。 昨日は、日が沈んでからマガンの飛来がピークを迎えましたが、今日は日が沈む直前が一番多かったみたいです。 私も宮島沼へ行ってみたいという方は、日没前後がおすすめです。 4月下旬頃にピークを迎えるみたいですよ。(2004.4.18) |
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