北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.114
失速釧路湿原マラソン
4年連続でエントリーした釧路湿原マラソン。
距離が30キロなので、フルマラソンに向けた30キロ走の練習として走るのには丁度良い大会なのである。
この時期の釧路は霧が出て気温が低いことが多いけれど、年によっては30度を超える暑さの時もある。
今年は当日の予想最高気温が20度と、走るのには絶好のコンディションだった。
もっともそれは道外から参加するランナーにとっての話であり、暑さが苦手な私達夫婦にとっては20度でも十分に暑いのである。
会場の釧路市民陸上競技場までは我が家から道東道を使ってちょうど2時間。
午前4時15分に家を出て、午前6時15分には会場に到着。
さすがにこの時間だと駐車場はまだ空いていて、更衣室やシャワーがあるウインドヒルくしろスーパーアリーナの一番近くに車を停める。

アスリートビブスやプログラム、タオル等は当日の受付でもらう
車内で朝食を食べて受付でナンバーカードをもらう。
先月のサロマ湖ウルトラマラソンでのスタートまでの慌ただしさが遠い昔のようで、ゆっくりと時間を過ごす。
アリーナの北側には釧路湿原が広がり、木道も延びている。
木道沿いにはホザキシモツケが咲き、アップ代わりにその木道をゆっくりと走る。

湿原の向こうに見えるのがウインドヒルくしろスーパーアリーナ
スタート時間は午前9時。
曇っていて日差しがないのはありがたいが、湿度が高くて少し蒸し暑い。
今回の目標は3時間切り。
最初からキロ5分40秒くらいの自分としては早めのペースで走ろうと思っていたので、少し前の方に並ぶ。

前の方に並んだけれど、最初の1キロのラップは6分を超えてしまった
スタートして4キロくらい走った辺りだろうか、5分後にスタートした10キロの部のランナーに追い越される。
事前に郵送されてきた案内には、フルマラソンのランナーは左側を走るように書かれていた気がしたが、誰もそんなことは気にしていないようだ。
10キロのランナーはペースも速く、ゆっくりと走っているフルマラソンのランナーの直ぐ横を猛スピードで追い越していく。
去年からスタート時間が変更され、こんな状況になっていた。
衝突事故も心配され、今年からは改善されるだろうと思っていたが、去年と全く同じ状況が繰り広げられていた。

ここから堤防上の道路へと入っていく
5キロ地点で10キロの部は折り返しとなり、ようやく混乱した状況から抜け出すことができた。
その先でコースは新釧路川の堤防へと上がってくる。
釧路湿原大橋を渡って釧路湿原道路を走っていく。
単調な風景が続く5キロ以上の直線区間で我慢の走りを強いられる。
アップダウンは殆ど無いはずなのに、なぜか上り坂が続いているように見えてしまう。

先頭ランナーとすれ違う
ここで元気づけられるのは給水所の高校生達の賑やかな応援の声だ。
15キロウォーク参加者の姿も見えてきて、ランナーに声援を送ってくれる。
15キロウォークはマラソンの折り返し地点をスタートして陸上競技場を目指して歩いていくのだ。
折り返してきたランナーもやってきた。
何時もはゲストランナーの川内優輝くんが先頭なのだけれど、今回は先頭からかなり離された2位集団の中を走っていた。

先頭からかなり遅れて2位集団、歩道を歩いているのは15キロウォーク参加者
10キロまでは予定通りのペースで走れていたけれど、10キロを過ぎると次第にペースが落ちてきていた。
大きなカーブを回りきると約1キロほどで折り返し地点である。
折り返してきたかみさんとすれ違うと、直ぐにその先が折り返しだったのでビックリした。
かみさんとの差は2~300mくらいだろうか。

折り返し手前でかみさんとすれ違った
「もう少しペースを上げたら、もしかしたらかみさんを追い抜けるんじゃないか?」
これを身の程知らずと言うのだろう。
ペースを上げるどころか、ペースは更に遅くなってくる。
気温は20度くらいなのだろうが、やっぱり私にとってはこれは夏の気温である。
スポンジポイントではスポンジを2個取って、それで身体を冷やす。
コースの途中には、スケートリンクから削った氷を積んだトラックが停まっている。

氷を積んだトラック
今日の気温ではその氷に手を出すランナーは少なかったが、私にとってはありがたい氷である。
しかし、本来はシャーベット状の氷のはずなのに時間が経つとそれが固まって取りづらくなっていた。
何とか掻き取った少しだけの氷では、身体を十分には冷やせない。
20キロを過ぎるとペースはついに6分台まで落ちてしまった。
目標としている3時間までには4分くらいの貯金があるはずだが、それがどんどん減り始める。

新釧路川を渡る
新釧路川の堤防まで戻ってくると、応援サポーターの阿萬香織さんが皆に声をかけていた。
北海道マラソンや今年の洞爺湖マラソンでも、彼女には何度も励まされていた。
しかし、阿萬さんの励ましを受けても私の足は動かなかった。
25キロを過ぎるとついに足は止まり、その後は歩いたり走ったりの繰り返し。
そうなるとペースは7分台まで落ちてしまう。
それまでは頭の中で4分の貯金と1キロごとのラップタイムを計算しながら走っていたけれど、7分台まで落ちてくると計算する必要もなかった。
6分を切るペースまでスピードアップすれば、まだ3時間は切れるかもしれないが、それは到底無理。

運動公園まで戻ってきたがまだゴールは遠い
運動公園まで戻ってくると残りは2キロ。
ラストスパートをかけようと試みたが、足が攣りそうになって直ぐにまた歩いてしまう。
サロマでその効果を確認したコムレケアを持ってこなかったことを悔やんだ。
まさか30キロのマラソンで、それが必要になるとは思ってもいなかったのだ。

写真を一枚無料でダウンロードできるサービスが嬉しい
そしてようやく陸上競技場まで戻ってきた。
競技場のトラックくらいは全部走ろうと思ったけれど、何度も歩いてしまい走ったのは最後の100mだけ。

競技場まで戻ってきたが、ここからトラックを一周しなければならない
ゴールタイムは3時間5分40秒。
3時間を切れなくても、釧路湿原マラソンの自己ベストを更新できたのなら良しとしよう。
そう思って過去の記録を調べてみたところ、2年前のタイムの方が今回よりも11秒速かったことを知り、走り終えた後のダメージが更に大きくなった気がした。

ゴール後に撮った写真
足を引きずりながら車まで戻り、着替えを持ってアリーナまで行きそこでシャワーを浴びる。
アリーナの一番近くに車を停めたのは大正解だった。
シャワーでスッキリとして競技場まで戻る。
キッチンカーで冷やしラーメンを買ってそれをスタンドで食べながら、次々に戻ってくるランナーを応援する。
ここでもまた阿萬さんがトラックを行ったり来たりしながらランナーを励まし続けていた。
彼女のバイタリティには本当に感心してしまう。

ランナーを励ます阿萬香織さん
レース後の昼食は、今まではコンビニで買っていたけれど、今回は初めてキッチンカーを利用してみた。
でも、この冷やしラーメンだけは外れだと思う。
来年からは素直にコンビニへ行ったほうが良さそうだ。