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我が家のファミリー通信 No.110

雪の中を走る作.AC真駒内マラソン

別海町パイロットマラソンで、もしも自己ベストを更新できなかった時のためにとエントリーしておいた作.AC真駒内マラソン。
あくまでも念の為のエントリーだったのが、フルマラソン自己ベスト更新の今シーズンラストチャンスとなってしまった。
一週間前のフードバレーとかちマラソンでハーフの自己ベスト更新に失敗したばかりだったので、不退転の気持ちで望んだのだが、前日の思いがけない降雪のためにフルマラソンをハーフマラソンに変更しての開催となったのである。

かみさんはフードバレーマラソンの翌日に熱が出て寝込んでしまい、今回はDNS。
一人で真駒内公園までやってきて積雪の多さにビックリ。
手稲区と真駒内では積雪の量が全然違っていた。
会場となる真駒内公園の駐車場は直ぐに満車になるだろうから、会場近くの個人住宅の駐車場を初めてアキッパというスマホアプリで予約してみた。
個人住宅の駐車場なのでちょっと不安があったが、駐車スペースはきれいに除雪してあり問題なく車を止められてホッとする。

アキッパの駐車場
帰りに写したので雪は溶けているが、最初から除雪されていて助かった


真駒内公園までの歩道は除雪が入っていないので、人が歩いた跡の細い一本道を歩くしかない。
札幌へは普通のランニングシューズしか持ってこなかったので、それで滑りやすい道を歩くのはなかなか緊張する。
マラソンコースにもなる公園内の園路は、もしかしたら除雪してあるかもと期待していたが、そんなことはなく車で走った程度で完全に雪に埋もれたままだった。
これならば大会が中止になっとしてもおかしくない状況である。

作.AC真駒内マラソン
ここが今日走るコースだとは信じられない


会場の真駒内セキスイハイムスタジアムまでやってくると、中央の走路だけは除雪されていたけれど、その他の細かな部分はスタッフの方が除雪している最中だった。
除雪された部分も全体が水たまりになっているので、歩くだけでも大変だ。

作.AC真駒内マラソン
到着時、スタジアム中央の走路だけが除雪されていた


受付で参加賞のTシャツをかみさんの分も受け取って、更衣室で着替える。
気温は4度くらいだろうか。
走るスタイルはフードバレーとかちマラソンと全く同じで、Tシャツにアームカバー、サポートタイツに短パンである。
走っている間も雨は降らないようだが、寒さを凌ぐために簡易ポンチョを着ることにした。

作.AC真駒内マラソン
除雪された部分は全体が水たまりになっている


 

作.AC真駒内マラソン
園内でもコースになっていない園路は全く除雪されていない


室内は暖を取る参加者で混雑しているので、私は身体を暖めるために周辺を軽く走る。
フルマラソンのスタート時間は午前9時だったけれど、ハーフに変更になったのでスタート時間も午前10時半と遅くなっていた。
並ぶ場所はフルマラソンの自分のタイムに合わせた場所へと指示される。
フルマラソンならば迷わずに4時間半の場所に並ぶところだが、そこだとスタート時のペースが遅くなりそうなので、4時間のグループの後ろの方に並んだ。

作.AC真駒内マラソン-
スタートは中間付近に並んだ


スタート後は公園の中をぐるりと一周してから豊平川緑地の河川敷へと出ていく。
スタート直後はどこの大会でも渋滞が付きものだが、この日は除雪されている通路の端の方にランナーが集中するので更に混雑する。
私は雪道用のシューズではないので、舗装の出ている場所を走るしかない。
おかげで最初の1キロのラップは7分20秒もかかってしまった。

舗装が全然出ていない場所も沢山あって、そんなところは雪の上を走ることになる。
雪道用のシューズでなくても、何とか走れることが分かってきた。。
1キロを過ぎるとようやくペースを上げれるようになり、早ければ5分30秒台で走れる。

公園を出て豊平川河川敷まで降りる辺りの約700mくらいは往復コースとなる。
ただでさえ狭いコースなのに、そこでランナーがすれ違うので周りのランナーのペースに合わせて走るしかない。
それでも記録を狙っているランナーは、スピードを落とさずに足場の悪い場所を走って追い抜いていく。

作.AC真駒内マラソン
豊平川河川敷へ降りるスロープ


本来のフルマラソンのコースは、ここから豊平川河川敷往復5キロを走ることになる。
ハーフではその部分をカットして、セキスイハイムスタジアムまで戻る一周5キロのコースを4周するのだ。
スタート地点まで戻ってきたところで5キロごとのラップを確認できるのが嬉しい。
一周目は30分18秒だった。
最初の1キロで7分以上かかった時はどうなることかと思ったけれど、これならばまあまあのタイムで走れそうだ。


なるべく舗装の出ている場所を選んで走る


2周目に入る。
スタジアムを出て最初の1キロは上り坂が多くて全体で25mくらい登ることになる。
そんな急な上り坂ではないけれど、結構辛く感じる。
この区間だけは1キロラップが6分を超えてしまう。
河川敷からの登りも同じくらいの高低差があり、フルマラソンでこれらの登りを4回走ると考えるとタイムを狙うにはなかなか厳しそうなコースの気がした。

作.AC真駒内マラソン
雪の上を走るけれど、溶けているのでそんなに滑らない


給食や給水はスタジアム内に用意されている。
フルマラソン用の給食がそのまま出されているので、バナナ、ミニトマト、ミニパン、ミニドーナツ、梅干し、チョコ、塩あめなどハーフマラソンとしては充実しすぎだ。
それらをゆっくりと味わいたかったけれど、記録は気にしていなかったものの少しでも速いタイムでゴールしたかったので、少ししか食べられずに終わってしまう。

一周5キロの周回コースなので、途中から早いランナーに追い越されるようになる。
普通の大会では往復コースでそんなランナーとすれ違うのだが、ここでは同じコースで追い抜かれるのでそれが結構新鮮に感じる。
足元を見ると普通のランニングシューズで走っている人も多い。
雪の上をトップスピードで走れるのが信じられない。

作.AC真駒内マラソン
右コースはゴールするランナー、左コースはもう一周


4周目に入ればそんな人達に追い越されることもなくゆっくりと走れるだろうと思いながらスタジアムに戻ってくると、そこでは10キロの部に出場する人たちがスタートを待っているところだった。
10キロの部のスタート時間は当初予定と変わらずに12時ちょうど。
5キロラップ30分で走っていると、その時間とまともにぶつかってしまうのだ。

3周目を終わりエイドで梅干しを取っている最中に10キロの部がスタート。
再びスタート直後の混雑に巻き込まれてしまった。


 

その混雑の影響もあるし、雪の上を走っていると普段とは違う筋肉が痛くなってペースも落ちてくる。
2周目、3周目と30分を切っていたのに、4周目は30分を超えてしまって、スタジアムに戻ってきた時のタイムは2時間とちょっと。
そこから更に公園内を1.0975キロを走ってゴール。
記録は2時間6分39秒。
このコンディションの中では、自分としては十分に頑張れたタイムだと思う。

作.AC真駒内マラソン
ハーフマラソンは最後まで全力で走りきれる


ゴール後はコカ・コーラを貰って最後に参加賞のTシャツを受け取るのだけれど、そこまでに長蛇の列。
フルマラソンの予定がハーフに変更となり、そこに10キロ参加者が重なっての大混雑なのだろう。

雨合羽を着て走っていたので、気温の割には結構汗をかいてしまった。
並んでいる間にその汗が冷えてくるので、ゴール後に大行列に並ばされるのは結構辛かった。
最後におにぎりと温かいスープを貰えるのだが、寒さに耐えられずスープを急いで飲んだだけで直ぐに着替えに走る。

作.AC真駒内マラソン
ゴール後に参加賞のTシャツを貰うための大行列


先週のフードバレーマラソンでは気温5度で雨の降る中のレース。
今回も多分、走っている間の気温は同じくらい。
水たまりでシューズに染み込んでくる水は、今回の雪が溶けた水の方が冷たかった

着替えを終わって会場を後にする頃にはようやく青空が広がり、温かな日差しが降り注いでいた。
まだ走っているランナーの姿もある。
時計は午後1時を過ぎたところ。
ハーフの制限時間は3時間、午後1時30分なのである。

作.AC真駒内マラソン
ゴールまでもう少し!


真っ白い雪に紅葉した木々、そして青い空、久しぶりに目にする美しい雪景色だ。
こんなところでつい先程まで必死になって走っていたことが、にわかには信じられない。
フルからハーフに変更になったとはいえ、こんなコンディションでも大会開催のために頑張ってくれた主催者とスタッフの皆さんには本当に感謝しかないのである。

作.AC真駒内マラソン
帰る頃にはコースの雪もかなり溶けてきていた



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