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我が家のファミリー通信 No.109

ハーフ自己ベストを狙って雨のフードバレーとかちマラソン

今年の目標にしていた70歳での自己ベスト更新。
一ヶ月前の別海町パイロットマラソンでフルマラソンの自己ベスト更新に失敗。
今回のフードバレーとかちマラソンには、ハーフマラソンの自己ベスト更新がかかっていた。
フルは翌週にもう一回チャンスがあるけれど、ハーフはこれが最後。
気合は入っていたけれど、この日の天気でその気合いも萎みそうだった。

雨の朝
雨が降る中、帯広へと向かう


家を出る時から本格的な雨が降っていた。
おまけに気温は4度。
数日前の天気予報では日中の気温は10度まで上がると言っていたので、去年と同じくTシャツ短パンで走るつもりでいたけれど、予報が変わって走っている間の気温は5度までしか上がらないという。
さすがにその格好では寒すぎるので、サポートタイツを履いて腕にはアームカバーを付けることにする。

会場の中央公園に近い無料駐車場に午前6時半に到着。
少し早すぎたと思ったけれど、私達が駐車場に入った段階で空きスペースは僅かしか残っていなかった。
満車になる時間が去年より30分近く早まったようだ。

フードバレーとかちマラソン
会場の中央公園


相変わらず雨がポツポツと落ちてくるので、スタート時間ギリギリまで車の中で待機する。
それでもスタートまで1時間切ると、諦めて車の外に出た。
最初からこれだけ雨が降っているとフード付きの雨具が欲しくなるが、ネットで頼んでおいた雨具がこの日までに届かなかったので、しょうがなくノースリーブの簡易雨具で間に合わせるしかなかった。

フードバレーとかちマラソン
この日のスタイル


荷物を預けた後、何時ものルーティンになっているストレッチをする。
少しでも身体を動かしていないと寒くて堪らないので、スタート地点に向かうのも小走りだ。
スタート地点、駅前通のアカナラ並木は真っ赤に色付いていた。
私はフードバレーマラソンに過去6回参加しているが、開催日が11月にずれ込んだのは今回が初めてである。
その分、アカナラの紅葉も進んだのだろう。

フードバレーとかちマラソン
紅葉したアカナラの並木道
 

 

そんな美しい紅葉も身体暖めてはくれない。
小降りになっていた雨も、スタート時間が迫ってくると再び大粒の雨に変わってきた。

午前8時半スタート。
道路は水たまりだらけでなかなか思うように走られない。
キロ5分20秒ペースで走るつもりでいたけれど、それを下回ってしまうことが多い。

フードバレーとかちマラソン
スタート時間が近づくと再び雨脚が強くなってきた


3キロ付近で近くに住んでいる友人が何時も応援してくれる。
毎回動画を撮影してくれるのだが、まともに映っていたことが一度もない。
今回も期待はしていなかったけれど、案の定、後ろ姿が一瞬映っているだけだった。

前を走っているはずのかみさんの後ろ姿が見えてきて、次第にそれが大きくなってくる。
調子が悪いのだろうか。
とうとう追いついてしまったので「遅いぞ!」と声を掛けると、目が覚めたようにスピードを上げて、あっと言う間に姿が見えなくなってしまった。

次には一緒に出場していた義兄の姿が見えてきた。
私より7歳も年上なのに、数年前の北海道マラソンではサブ4で走ったくらいの強者である。
そんな義兄も、去年から「もうフルマラソンを走るのは厳しいのでハーフにしか出ない」と弱音を吐くようになっていた。
ハーフでも私に追い越されるようでは、やっぱり年齢的な衰えなのだろう。
頑張ってと声をかけて追い抜く。

その先でも、いつの間にか前を走っていた義兄の姿を捉える。。
私が給水を取っている間に追い抜かれていたようだ。
何度も声をかけるのは申し訳ないので、少し距離をおいてこっそりと追い抜いた。

フードバレーとかちマラソン
小さな入れ物なので一口で食べられると思ったがなかなかの強敵だった


今年はエイドが充実したとのことで、タイムは気になるけれど新しいメニューは是非食べてみたい。
10.4キロ地点の帯広の森エイドで、まずは十勝産長いも豚丼風肉巻を口にする。
小さな入れ物に入っているので簡単に食べられると思ったが、良く噛まないと飲み込めないので焦ってしまう。

フードバレーとかちマラソン
チーズつくねの方が美味しいかも


何とか水で流し込んで、次は十勝ラクレットチーズつくねに手を出す。
こちらは簡単に食べられたけれど、その先に置いてある飲み物はスポーツドリンク。
チーズとスポーツドリンクは合わない。
ここでは水を飲ませてもらいたかった。

その先の折り返し地点では、去年のタイムを覚えておいてそれと比較するつもりでいたが、去年よりも30秒くらい遅れていて焦ってしまう。
やっぱりエイドでタイムロスしていたみたいだ。
これでは自己ベスト更新ができなくなると危機感を覚え、途中で写真を撮るのも我慢して走りに集中する。


 

それにしても寒い。
走っていても身体が全然温まらない。
それほど強い降りではないものの雨は相変わらず降り続けている。
簡単な雨具では身体が濡れるのを防ぐことはできず、低体温症になるんじゃないかと心配になってくる。

18キロの緑ヶ丘公園エイドでは新メニューの「十勝まるごと」あんシュガードーナツが食べられるけれど、走っている時にドーナツを食べると喉が詰まりそうな気がする
最初からこれはパスつもりでいたけれど、他にも美味しそうなものが沢山置かれていて、それらを横目で見ながら通り過ぎた。

フードバレーとかちマラソン


ここのコースは残り5キロくらいから下り基調になるので、去年は15キロを過ぎた辺りからスピードアップして、キロ5分10秒を切る時もあった。
しかし今回は、下り坂になっても思うようにスピードが上がらない。
最後の3キロでスパートをかけようと思ったけれど、19キロ、20キロのラップは逆に5分20秒を超えてしまう。
それでも、普段の練習でもこのスピードを維持するのは大変なのに、20キロ近く走ってもまだ頑張れるのは自分でも少しうれしく思えた。

最後の1キロはラストスパートで5分13秒までペースアップ。
ゴールタイムは1時間55分0秒。
この時点で私は自己ベストを更新できたと喜んでいたのだが、家に帰ってから改めて去年のタイム確認すると、
それよりも40秒も遅れていた事に気がついてショックを受けたのである。

フードバレーとかちマラソン
最後のラストスパート


折り返し後は義兄の姿を見ていなかったのでゴール後しばらく待っていたが、なかなかやって来ないので諦めた。
家に帰ってから65歳以上のクラスの順位を確認すると私は40位で、義兄は私よりも30秒も早く37位でゴールしていたことを知ったのである。
どうやら帯広の森エイドで追い抜かれて、その後更に差を広げられたようだ。

フードバレーとかちマラソン
義兄の姿を探すが、私よりも先にゴールしていたようだ


先にゴールしていたかみさんは、道路が滑って走りづらかったとタイムは1時間53分12秒。
こちらは去年の自己ベストより5分も遅かったのである。
それでも、今年は65歳以上のクラスに入ったばかりだったので、そこでは3位となり後日にメダルまで送られてきた。
もう少し頑張ればこのクラスで1位も狙えそうである。

フードバレーとかちマラソン
まだ走り続けている人たち


走るのを止めると身体も一気に冷えてくる。
会場で行われている食フェスタもテイクアウトメニューで済ませて、急いで市役所の更衣室へと向かう。
まだ走っているランナーも沢山いるが、それを見ていたら身体が凍えるのでそのまま会場を後にした。

てまり豚
テイクアウトメニューのてまり豚を車の中で食べた


70歳での自己ベスト更新という大きな目標は達成できずに終わってしまった。
年齢とともに体力は衰えてくるし、来年は自己ベスト更新も更に難しくなってくるのだろう。
記録は狙わずにエイドなどを楽しみながら走ることに目的を変える時期がそろそろ近づいてきているのだろうか。
来年はその境目の年となりそうだ。
清水へ戻ってくる頃になってようやく雨も上がり、虹がかかっていた。

虹



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