北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.9 |
スノーシュー買っちゃったもんね |
念願のスノーシューをついに買ってしまったのだ。 数年前にスノーキャンプを始めるようになってから、是非ともスノーシューを手に入れたいと考えていたのだが、ケチな性格なので家族3人分のスノーシューを購入するとなるとどうしてもためらってしまう。 1セット2万円前後なので、これが×3となると・・・ 結局、千円のプラスチック製カンジキ一つと、二千円の竹製カンジキ二つを買って間に合わせることにしたのだ。 ところがプラスチック製カンジキは1シーズン使っただけで(それも1回だけ)、翌シーズンにはゴムの部分がボロボロで使いものにならなくなってしまった。 さすがに倍の値段の竹製カンジキはそんなことは無かったが、フワフワのパウダースノーの中を快適に歩き回るには不向きである。 そこでついに一大決心をしてスノーシューを購入することにしたのである。 まあ、最近は息子が一緒に遊んでくれなくなり、夫婦2人分を購入すれば良いと言うことで、大分楽になったのだが・・・ 記念すべき最初のスノーシュートレッキングは、手頃なところで近くの「宮が丘公園」へ行ってみることにした。 この公園は自然林も結構残され、札幌市内の展望も利くお勧めの場所である。 ところが積雪地の不便なところで、駐車場は冬季間閉鎖になっているし、付近の道路にも車を止めておく場所がない。 急遽予定変更で手稲山まで出かけることにした。 手稲ハイランドスキー場の手前に「手稲ランド研修センター」という施設があり、ここに車を止められるし、周辺も比較的なだらかで絶好のスノーシューフィールドである。 早速、フカフカの新雪の中に足を踏み入れてみたが、思っていたよりも歩きやすい。 新雪用の大きめのスノーシューを選んだ事もあり、雪に沈み込むこともな快適に歩くことができる。 すぐとなりは手稲オリンピアのスキー場で、スピーカーからの放送が林越しに聞こえて来る。 目前にそびえる手稲山には女子大回転コースを滑り降りるスキーヤーの姿が豆粒のように見えている。 そんな環境の中、白樺林の中に踏み行っていくと、そこだけがまるで世間の喧噪から隔絶された別世界のような雰囲気である。 ボクはゲレンデスキーも好きな方であり、高速リフトに乗り、整地された斜面を一気に滑り降りる、そんなアクティブな冬の遊びをやっていると、雪の中を一歩一歩足を踏み出すだけのスノーシュートレッキングっていったい何なのだろう、正直そんな感じがしていた。 それが、この様なスキー場に隣接したフィールドで遊んでいても何の違和感も無いのである。 リフトに乗り一気に千メートルの距離を滑り降りるのと、百メートル先の小山の頂上まで黙々と歩いていくのとが、同じ楽しさであることに気が付いたのだ。 カヌーに乗ると、これまで行くことができなかった新しい場所に行くことができる。 スノーシューも、普段は踏み入る事のできない森の中を自由に歩き回ることができる。 これらのおかげで、確実にアウトドアでのフィールドが広がってきたのである。 ところで犬用のスノーシューって無いのかなー。 短足の愛犬にとっては、スノーシュートレッキングへのお供はとても大変そうなのだ。 |