コンシェルジェ


 新年早々に届いた一通のメール「地域観光コンシェルジェになっていただけませんか。」
 「コ、コ、コンシェル・・ジエ?、何だこりゃ」と戸惑いながらも、デジカメを無料で借りられるという条件に惹かれてすぐにOKの返信を出してしまった。
 この地域観光コンシェルジェなるものを簡単に説明すると、観光情報ボランティアとしてインターネット上で観光客の方に様々な情報を発信するというもので、メールでの問い合わせ等にも答えていくというものだそうである。
 カヌーや車椅子ガイド、ホテル情報など色々なメニューがある中で、ボクはキャンプの関係を担当することになったのだが、「たくさんの人がいるんだろうから、知っている範囲でやっていけば良いんだろう」なんて感じで、とても気楽に考えていたのだ。
 ところがその実体を知ってびびってしまった。
 たくさんいると思っていたコンシェルジェが実は各分野で一人ずつ、しかも皆さんともそれぞれの分野のエキスパートの方々なのである。
 たとえば、北海道最大のカヌークラブの会長さんであったり、福祉関係のネットワークを主宰されていたりとか、外国のホテルなども渡り歩いた現役のホテルマンであったりとか、ただの趣味でファミリーキャンプに出かけているだけのボクとは比べものにならない人達なのだ。
 キャンプに限っていえば、ニフティのフォーラム等で活躍されている方々の方がよっぽど道内の情報に詳しいだろうし、こんなボクが道内のキャンプ情報の担当者みたいな形になってしまい、まったく持って気が引けてしまう。
 たまたま、ホームページを公開しているというだけで、こんな役が回ってきてしまったのだが、もともとボクのホームページは「キャンプ情報のネットワークを広げよう」なんて高尚な目的を持って運営しているわけではないのだ。

 ボクにとってのホームページの運営は、リアルタイムで時間が経過するロールプレイングゲームを遊んでいる感覚なのである。
 このゲームの中でアクセスのカウント数は経験値のようなものであり、経験値を増やすために一生懸命に更新したり、サーチエンジンへの登録方法を工夫したりしている。
 経験値が一万を越えるとレベルアップしたり、二万を越えるとブリザガの魔法を覚えたりなんて考えながら、ゲームとしてはとても面白い。
 時々ページを見た人から寄せられる感想メール等は「イベント発生!」 ていうとこかな。
 そんな意味で考えると、今回のコンシェルジェの件は大きなイベントなのかもしれない。このイベントをうまくクリアすると、経験値大幅アップなんてことになったりして。

 まあ、そんな感じで、出来る範囲でこつこつととやっていこうと考えているので、皆様の応援お願いいたします。


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