ホームページ奮闘記


 購入したパソコンに付属していた「ホームページビルダー」、加入したプロバイダでは4MBまで無料でホームページを持つことが出来る。
 これだけの理由で、何のためらいもなくホームページを作ってみようということになった。
 テーマも、全然迷うことなく「我が家のファミリーキャンプ」と、即決定。

 デジタルカメラもパソコン購入後すぐに買っていたので、あと必要なのは画像処理用のソフトである。当時は知識もなくて、フォトショップとペイントショップの違いも解らず、同じようなソフトなのにどうしてこんなに値段が違うんだろうと考えながら、当然のように安い方のペイントショップを購入した。

 デジタルカメラがあるといっても季節は冬、キャンプの写真を撮れるわけでもない。でも、これまで写したキャンプの写真はたくさんある。そこで考えたのが、プリントされた写真をデジカメで接写するという方法である。これがなかなか綺麗に写せるのである。
 最近は職場のスキャナーをこっそりと使わせてもらっているが、やっぱりデジカメの接写よりは一段と綺麗な画像を作ることが出来る。

 ホームページを作るときの注意点は、なるべくファイルサイズを小さくして見る人にストレスを感じさせないことだと思う。普段からISDN回線を利用している人がホームページを作るとき、自分の感覚で表示に時間がかからないと思っていても、遅いモデムを使っている人に取っては我慢できないくらいの時間がかかってしまうのだ。

 その辺のことは解っていたつもりなのだけど、私の場合、画像処理の知識が無かったものだから、画像のファイルサイズを小さくするためには色数を減らせばいいのだと思いこんでいた。
 普通、デジカメの画像はフルカラーのJPGという形式だが、これを256色に減色してGIFという形式にすると、見た目もほとんど変わらず、ファイルサイズも確かに小さくなっているので「ウンウン、これで大丈夫だ」と、安心していたのである。
 しばらくしてから、JPGというファイルフォーマットは圧縮出きるということが解った。50%程度に圧縮しても、ホームページに使うような小さな画像では見た目がほとんど変わらず、しかもファイルサイズは256色に減色するよりも、ずーっと小さくなるのである。
 その頃、私のホームページ全体のサイズは4MBをはるかに越えてしまい、プロバイダに追加料金を支払っていたのだが、これが解ったおかげで、一気に4MB以下に減らすことが出来た。
 それまでの間、アクセスしてもらった人達にどれだけ負担をかけていたかと考えると、冷や汗が出てきてしまう。

 ある時、私のホームページ作成に大きな影響を与える事件が起こった。
 大げさに書いたが、何のことはない、自分でホームページを公開しているという理由だけで、仕事関係のホームページ制作を任されることになってしまったのだ。
 しかし、これがラッキーだったのである。
 そういう大義名分があるので、仕事中に関係ないホームページを見て回っても誰にも怒られないし、会社のIDでニフティのホームページ作成フォーラムを見て回ったりと、電話代を気にせずに色々と勉強することが出来た。
 ただ、ちょっと困ったのが、会社にいるときにホームページ作りの仕事ばっかりしていると、家に帰って自分のホームページの更新作業をしていても、なんだかまだ仕事をさせられているような気分になってしまうことである。

 あと、一番悩んだのがデザインのセンスである。最初の頃は、自分のセンスのなさにいい加減嫌気がさしていた頃もあったが、何回も更新を重ねていくうちに、自分でいうのもなんだが、少しずつ様になってきたような気がする。
 今回の大幅リニューアルで、ようやく自分でも納得のいくページができあがった感じだ。

 余裕も出来てきたので、スタイルシートとかJava Scriptを使ってみたり、親父の部屋では、初めて自分で背景用画像を作ってみたりもした。
 でもやっぱり、ホームページは見た目よりもその内容である。
 これからも、一生懸命キャンプへ出かけ、ホームページの内容を充実させていくのだ。 


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