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クラブ創立40周年を祝う

HOA前庭(10月10日~11日)

オンネトー野営場を出た後は野中温泉に入ったが、洗い場が無かったので改めてしほろ温泉に入ることにした。
昼食はしほろ温泉近くのカントリーロードに入る。
20年前に大阪から移住してきたオーナーが作る手の込んだ料理は、どれも美味しかった。

カントリーロード
カントリーロードで昼食


温泉に入った後は清水町の辻屋精肉店で美味しい肉を仕入れてから日高町を目指す。
この日は、日高町でラフティング等をやっているHOA北海道アウトドアアドベンチャーズさんの施設を使わせていただいて、カヌークラブの創立40周年記念式典が行われるのだ。

午後4時前に到着すると、既にこの日の川下りを終えた人達が集まってきていて、テントの設営や宴会の準備など、忙しく動き回っていた。
我が家も挨拶もそこそこに直ぐにテントを設営。


快適なテントサイト


HOAの前庭にテントを張らせてもらうのはこれが2度目だけれど、丁寧に管理されたフカフカの芝生は本当に素晴らしい。
HOAは1998年に廃校になった千栄小学校の校舎を再利用しているのだが、この芝生広場は学校のグランドだった場所なのだろう。
学校のグランドがここまで素晴らしい芝生になるなんて、ちょっと信じられない。


モーターグライダーで飛んできた元会員の方が上空から撮影してくれた


テントの設営が終わると、かみさんは直ぐに芋煮班の手伝いに向かった。
今回の40周年の準備には私達は殆ど関わっていなかったけれど、実行委員の人達が色々と企画をしてくれているようだ。


50人分の芋煮を作るのも楽ではない



ほぼ全員が集まってきたところで40周年を記念して作られたクラブの名前入りタンブラーやTシャツの配布、宿泊費や生ビール代、芋煮代の徴収が始まる。


役員の皆さんも忙しそう


貰ったばかりのMont-bell製タンブラーで生ビールを飲みたかったけれど、全員が同じものを持っているので、ここで使うのは危険すぎる。
これからの例会キャンプでも、何処かに名前を書いておかないと、絶対に誰かのタンブラーと取り違えてしまいそうだ。


記念タンブラーはもう一色が青

記念Tシャツ


体育館に移動して午後6時から記念式典が始まる。
元々は札幌市内のホテルで開催する予定だったのが、コロナの関係で中止となり、何もしないままで終わるのは寂しいからと、10月例会に合わせて簡単な式典をすることになったのだ。
既にカヌーから遠ざかっている古参会員までは来なかったけれど、それでも50名くらいは集まっている。


体育館に人が集まり始める


式典とは言ってもそんなに堅苦しいものではなく、いきなりバスガイドO橋誠子の歌と踊りが始まり、体育館は笑いに包まれた。
歌は森高千里の「私がおばさんになっても」。
その様子を動画でFBにアップしたところ、直ぐに「振り付けが完璧で感動した」とのコメントが入る。
森高千里の歌の振り付けなんて、ほとんどの人は知らないだろうけれど、本人談に寄ると2週間一生懸命練習したそうで、通なファンを唸らせるほどの素晴らしい振り付けだったらしい。


歌って踊るバスガイドO橋誠子、ちなみに後ろにぶら下がっているのはラフトのお客様が着るドライスーツ


楽しい式典が終わった後は外に出て宴会が始まる。
普段はツアー参加者の休憩場所となる屋根付きの場所をを宴会スペースとして使わせてもらっている。
炊事室の窓の外に並ぶと、そこから芋煮が差し出される。
歴舟川例会での路上生活者に対する炊き出しの様な風景よりは、ずーっと見栄えが良い。


会場を外に移して宴会が始まる


直ぐ隣では盛大な焚き火をしてくれているので、寒くなるとそこに当たりに行く。
HOAのボスやスタッフが火を振り回して遊んでいる。
ラフトのガイドさんは変人が多いのである。


火を振り回すラフトガイドさん



室内の売店では、何時の間にか買い物ツアーが始まっていた。
クラブの中でも普段からHOAのロゴ入りダウンやパンツを着ている人が多く、安くて品物も良いと聞いていた。
カヤックも新品や中古を買った人がいたし、かみさんはジャケットをお買い上げ。
同じジャケットを4人も買っていた。


HOAの売店ではウェアやカヌーグッズが飛ぶように売れていた


私もMAMMUTのパンツを2000円で購入。
どう見ても本物のMAMMUTとは思えないけれど、同じ品質でこの値段なら偽物だったとしても不満はない。
この日だけで一体どれだけの売上があったのか、ウィルダネスカヌークラブは良いお客さんなのである。


爽やかな朝


翌朝も清々しい青空が広がっていた。
テントは夜露でびしょ濡れだったけれど、朝日が濡れたテントを乾かしてくれる。


HOAの周りにも美しい風景が広がる


朝食は、昨日の芋煮の残りを使ってウドンが振る舞われた。
調理室の窓から受け取るのは昨日と同じシステムである。


ドローンで撮影


この日も川下りが予定されていたが、私達はこれまでの旅の疲れも溜まっているので、真っ直ぐに札幌まで帰ることにする。
日曜日でツアーのお客さんもやって来たので、それに追われるようにHOAを後にする。

天気にも恵まれ、楽しかった5泊6日の道東の旅はこうして終わりを告げたのである。



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