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静寂の湖で団体キャンプ

然別湖北岸野営場(6月9日~10日)

カヌークラブ7月例会のキャンプ地は然別湖北岸野営場。
我が家がここに泊まるのは13年ぶりである。

最近はクラブのキャンプにも参加していなかったかみさんだけれど、美しい星空を見たいからと言って久しぶりに参加することになった。
それでも川は下りたくないと言うので、前の日から泊まっていた清水町の実家を早くに出て、先にキャンプ場にテントを張ってから私だけ川を下ることにした。

土曜日、十勝平野は朝からどんよりとした雲に覆われていたけれど、東ヌプカウシヌプリへの登山口がある白樺峠まで登ってくると、そこから先にはピーカンの青空が広がっていた。
かみさんに「星は見られないかもしれないよ」と言っていたのに、これは嬉しい誤算だった。


青空の広がった然別湖


駐車場に着いて車を降りた途端、遠くから賑やかな話し声が聞こえてきていた。
金曜日からの前泊組がいるので、もしかしたらと思ったら、案の定関係者だった。

然別湖と言えば静かにキャンプを楽しむ場所というのが私のイメージである。
それが今回は団体キャンプなので、周りに迷惑をかけやしないかと、それだけが心配だった。
その心配は早くも現実のものとなっていたらしく、前の晩には他のキャンパーからお叱りを受けたとのことである。
前泊組は5名、今日は恐らく全部で40名位になりそうなのに、一体どうなることやら。


先にテントさえ張ってしまえば後でどんなに混んできても安心できる


最近はキャンプブームなので、週末ともなればかなり混み合いそうである。
しかし、さすがに午前8時ではまだキャンパーもまばら。
前泊組が奥まった場所にビッグタープを張ってくれていたので、その近くにヴィガスを設営。
そこで寝ても良いのだけれど、夜遅くまで騒がれそうなので、ビッグタープから少し離れたところに寝るためのソロテントを別に張ることにした。

設営も終わり、かみさんを一人留守番させて、残りのメンバーは十勝川ラフトコースの川下りへと出かけた。

そうして川下りを終えて、然別湖温泉ホテル風水で温泉に入り、午後2時にはキャンプ場へと戻ってきた。
かなりの混雑を覚悟していたけれど、この時間ではまだ場内はゆったりとしていた。


サイトへ戻ってきてまずはビールを開ける


川下り中も十勝平野を覆った雲は取れなかったけれど、然別湖の上空には相変わらず青空が広がったままだ。
これならば期待していた星空も見られそうである。
風が少し強くて然別湖の湖面も波立っているが、夕方になればこの風も収まるはずである。


少し波があるけれどカヌーを楽しむ


ビールを一缶空けたところで、カヌーに乗ることにした。
これ以上ビールを飲んでしまうと、今日はカヌーに乗らないまま終わってしまうかもしれない。
せっかく然別湖に泊まるのだから、それだけは避けたいのだ。

私達は岸から少し離れるだけにしておいたけれど、他のメンバーは沖に見えている弁天島を目指して漕いでいく人もいる。
南風なので、弁天島までは向かい風。
そして弁天島までは直線距離で1.5キロはある。
タンデムのカナディアンやカヤックならば向かい風でも何とかなるけれど、SUPに乗るNもとさんまで弁天島を目指すらしい。
まあ、洞爺湖をSUPで一周するくらいの女性なので、この程度は軽い運動レベルなのだろう。


向かい風が吹く中を一人で弁天島を目指すNもとさん



私達はさっさと戻ってきて、後は飲んだくれるだけ。
川下り後、食事に出かけたり他の温泉に入りに行った人達も順次戻ってきて、次第に賑やかになってくる。
今日の川下りの参加者は38名。
川下りだけで帰った人も数名はいたけれど、キャンプから新たに参加する人もいるし、ヨッシーの山友達の女性グループも加わり、全体で何人居るのかも分からない様な有様である。


N島先輩の指示の下に皆でシェルターテントを設営


タープだけでは足りずに、大きなシェルターテントも一張追加された。
そしてそれぞれで夕食の時間となる。
我が家は定番の焼肉。


辻屋精肉店で買ってきた肉を焼く


材料は、清水町の辻屋精肉店で買ってきた特上焼き肉や上ミノ、牛タン。
前回のキャンプで初めてこの精肉店の肉を買ってみたところ、食通のS藤さんが絶賛して、今回はS藤さんの分も買ってきたのだ。
N島さんもその評判を聞いて、今回は事前に電話で注文してホルモンを購入。
そのホルモンでI山さんがモツ鍋を作り、これもまた美味だった。


シェルターテントの中ではモツ鍋が作られていた


ヨッシーは前日に釣り上げたブリを刺し身にしてくれる。
他にもあちらこちらで美味しい食べ物が振る舞われていたが、人数が多いので何処で何が作られているのかも分からない。
少し遠征してみると、K谷さんが鴨のローストを切り分けているのを発見してご相伴にあずかった。
自分の椅子に座ったままだと、美味しい食べ物にはありつけないのである。


鴨肉のローストを発見!


そのうちにYヒロさんがギターを出してきて歌を歌い始める。
これはもう完全に海キャン状態だけど、まだ午後7時なので何とか許して貰えそうだ。

今回は、ゲストとして外人さんが1名参加していた。
その彼がかなり酔っ払って、Yヒロさんのギターに合わせて大声で歌ったり一人盛り上がり状態となる。
これは流石に、周りからは許して貰えないレベルだったので、彼をゲストとして連れてきたA達さんがテントま
で強引に連れ帰った。


Yヒロさんのギターとがんちゃんのオカリナのセッション


最近、ネオワイズ彗星が話題になっているけれど、ここのキャンプ場は背の高い木に囲まれているので場内からは彗星は見られないだろうと思っていた。
ところが、I山さんが彗星の見られそうな場所を見つけて、そこに本格的な望遠鏡をセットし始めた。
Y田さんも大きな双眼鏡を三脚にセットする。
二人共、高校生の頃は天文同好会とかに入っていたらしく、星のことは詳しいのである。


本格的な望遠鏡がセッティングされる


午後8時を過ぎて空が暗くなってくると、彗星らしき姿が見え始める。
肉眼では分かりづらくても、Y田さんの双眼鏡で覗くとはっきりとその姿を確認できる。
私もカメラをセットして撮影を始める。
人間の目よりもカメラのレンズの方が性能が良いので、彗星の姿がはっきりと捉えられる。
午後8時半頃になると空もすっかり暗くなり、かみさんは肉眼でも見えると喜んでいた。


ネオワイズ彗星も見られた



彗星観測会も一段落する頃、焚き火の周りには人の輪ができていた。
静かな焚き火の時間かと思ったら、自分のテントに引っ込んだはずの外人さんが再び登場。
相変わらずテンションは高いままだ。
堪りかねたYヒロさんから「シャラップ!」と怒られ、それで少し静かになった。


焚き火の周りには自然と輪ができる


Yヒロさんは、普段のクラブのキャンプでは一番騒いでいる方で、昨日もそれで他のキャンパーから怒られていたくらいである。
そのYヒロさんがうるさいと怒るのだから、その騒ぎ方は度を越しているのだ。

静けさを求めて湖岸に下りてみると、I山さんとY田さんを中心に星空観察会が行われていた。
然別湖は、湖面に映る星空の美しさでも知られている。
日中に吹いていた風も完全に止んで湖面はベタ凪になっているようだが、期待していた程には星は映っていなかった。
若干モヤっているようで、天の川の姿もはっきりとは見えない。


私の撮った写真はこんなものだったけれど・・・


私は再びサイトへと戻ってお酒を飲み続けたのだが、その後にI山さんの撮った写真を見せられ、焚き火の前で飲んだくれていたことを後悔することとなったのである。


I山さんの撮影した然別湖の星空


翌朝も青空が広がっていた。
湖面にはさざ波が立っていたけれど、朝のカヌー散歩を楽しむ。


朝の湖上散歩


NもとさんのSUP仲間がやってきて、湖一周へと漕ぎ出していった。
カヌーに乗っていても、湖一周なんてなかなかする気にはなれないのに、SUPで当然のように湖一周するのだから信じられない。


湖一周に出かけるSUPグループの方々


私達も今日は弁天島まで行ってみることにした。
東雲湖を目指す人もいたが、そこまでの元気はない。
軽く一汗かいて、キャンプ場まで戻ってくる頃には南風がかなり強まってきていた。


私達は弁天島までが精一杯


翌日は実家で法事があるので午前10時頃にはキャンプ場を後にする。
今日もまた、白樺峠を超えると十勝平野は雲の下だった。
然別湖の天気は十勝の天気とは全く別物であるようだ。
おかげで、素晴らしいキャンプを楽しめたのである。



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