北海道キャンプ場見聞録
蚊のお出迎えコムケキャンプ
コムケ国際キャンプ場(9月26日〜27日)
去年の網走マラソンの時に網走監獄やオホーツク流氷館には行っていたので、今年は残りの場所を巡るつもりだ。 縄文文化やアイヌ文化とは違うオホーツク文化。 頭に甕を被せる屈葬の習慣、竪穴式住居の中の熊の骨塚、骨を削って作った熊の像など、興味を惹くものが多かった。 |
展示の仕方も面白い | 竪穴式住居を体験できる |
次に向かったのが北方民族博物館。 旧石器からオホーツク文化までの流れを紹介する特別展も開催されていたが、展示内容が貧弱すぎた。 その後は、前日のマラソンで走った能取半島を車で一周。 昼食は常呂町のレストランブレに入る。 奥さんの接客が無愛想過ぎるけど、料理は素晴らしく、料金もとてもリーズナブル。 国道沿いに海鮮の店を見つけて入ってみる。 サロマ湖のほとり、栄浦の海鮮市場も同じように安い魚が多い。 常呂町でもオホーツク文化の遺跡が発掘されていて、近くに「ところ遺跡の森」がある。 |
自由に入れる資料陳列館 | 無料でも展示内容は充実 |
最後に、夕食の買い出しで湧別町のJAスーパーに入る。 ところが、肉コーナーには焼き肉用の肉が無かったのである。 味付けの冷凍肉はジンギスカンだけ。 そうしてコムケのキャンプ場に到着。 虫よけスプレーをたっぷりと身体にかけてからテントの設営を始める。 立てたばかりのテントの中にも蚊が集まってきていた。 これではとても寛いではいられないので、オホーツクの海でも見に行くことにする。 「やっぱりオホーツクの海は良いな〜」 打ち捨てられた舟やトタンの剥がれかけた倉庫も、オホーツクの風景にとても良くマッチしていた。 |
オホーツクらしい最果て感が漂う |
キャンプ場に戻ってきたら、直ぐに虫除けを兼ねて焚き火を始める。 お楽しみの牡蠣と帆立を焼く。 焚き火のおかげなのか、蚊もあまり寄ってこないで、落ち着いて焚き火を楽しめる。 ISSでも飛んでこないかなとスマホのアプリ「ISSディテクター」を確認すると、イリジウム衛星が30分後に出現することが分かった。 イリジウム衛星とは衛星携帯電話に利用する衛星のことで、その平面アンテナが太陽光を反射し、地上からは一瞬の閃光となって観察されるらしい。 アプリでイリジウムフレアが出現する方角と高度、時間を確認し、カメラをセットする。 |
照明が少し邪魔くさい |
天の川もはっきりと見えていた |
淡い光りが数秒間、星空の中を横切った。 明るいものは金星以上の光りを放つらしいが、初めてイリジウムフレアの写真を撮れたので良しとする。 翌朝はオホーツク海から昇る朝日を見ようと張り切っていたのに、朝目覚めてヒマワリ画像を確認すると北海道全体が雲に覆われていた。 完全に目が覚めてしまったので起きることにした。 しかし、海岸に辿り着いた時、朝日は既に雲の中に隠れてしまっていたのである。 テントの中は結露が酷く、ポタポタと水滴が落ちてくるほどだ。 テントが乾くのを待って撤収開始。 |
キャンプ場のシンボルツリー |
帰りの昼食は、前から行ってみたかった雨竜町のイナカフェ豆へ。 お店の方の話しでは、水田に水が張られたばかりの頃も素晴らしいらしい。 |
田んぼに囲まれたイナカフェ豆 |
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