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とても快適な庭先キャンプ

クマゲラ前庭(9月20日〜21日)

利別川の川下りを終え、足寄のフクハラで買出しをしてから、今日の宿泊地であるドライブイン・クマゲラへと向かった。
ここは、クラブの会員のあかりさんがご両親と一緒に営んでいる店である。
今回はあかりさんのご好意で、店の庭先でキャンプをさせてもらう事になっていたのだ。

庭先にテント設営住居を兼ねた店は、立派なログハウスで宿泊もできるようになっている。
そこに4人まで泊まれるので、Y須賀長老とN島長老などがログハウスのベッドで寝ることに。

テント泊は私達夫婦とI山さんにI上さん。
テントサイトに予定していた芝生部分の草刈までしてくれていたが、道路に近すぎるので少し奥まった薪小屋の前にテントを設営。
他のメンバーは車中泊である。

テントを設営し終えたら、早速温泉へと向かう。
雌阿寒岳の麓にある野中温泉まで、クマゲラからは車で10分もかからない。
そこで一汗流した後は、美味しいビールを飲むために大急ぎでクマゲラへと戻ってくる。

温泉へ出かける時には澄んだ青空が広がっていたのに、帰ってくる頃には上空に鉛色の雲が広がっていた。
一雨降りそうな空模様だったが、そんな事は全然気にならない。
宴会場所として作業小屋を用意してくれていたのである。

 
鉛色の雲
一雨降りそうな空模様だ

最高の宴会場小屋の棚には、あかりさんのお父さんの趣味が一目で分かるような道具類が置かれていた。
そしてその小屋の真ん中に、バーベキューコンロが置かれ、それを囲むようにして手製のテーブルもセットされている。
そこは最高の宴会場だった。
早速、冷えたビールで乾杯。

小屋の中にはコンセントも沢山あって、そこでそれぞれのスマホやタブレット、GoProにビデオカメラ等を充電する。
最近はこんな機器類が増えてきたので、キャンプ中に充電する場所があるかどうかは結構な問題なのである。

とうとう雨がパラパラと降ってきたが、作業小屋の中にいれば全然気にならない。

天然タモギタケスパゲティに群がるあかりさんがもぎたてとうきびを大量に持ってきてくれたので、皮付きのまま炭火で焼いて食べる。
続いて、天然タモギタケのスパゲティを差し入れてくれる。

ドライブインを営んでいるあかりさんは、言わばプロの料理人でもある。
それもセンスが抜群な料理人である。
キャンプをしながら、そんなプロの料理を食べられるのだから、こんな贅沢はない。

そのスパゲティがまだ残っているうちに、今日のメインディッシュの天然マツタケご飯が登場した。
「え〜っ、もうそれが出てくるわけ〜っ!」と色めき立つ皆々。
あかりさんから事前に「マツタケご飯をご馳走する」と言われて、皆それを楽しみにはしていたのだけれど、こんなに早く登場するとは思っていなかったのだ。

天然マツタケご飯登場今日の利別川で豚汁を食べる時、「豚肉だけ選んで注いでいるぞ〜」とkenjiさんから厳しいチェックを受けていたY須賀先輩。
今度もまた「マツタケだけ選んで注いだらダメだよ」とkenjiさんにたしなめられていたが、そんなせせこましい事をしなくても、普通にご飯を注いだだけで、その中にはマツタケがどっさりと入ってくるのだ。

北海道産の天然マツタケを食べるのは初めての経験。
と言うか、私が食べた事があるのは中国産のマツタケ程度である。
天然のマツタケがどれほど美味しいものなのか、ようやく知ることができたのだ。

このマツタケもタモギタケも、あかりさんやお父さんが周辺の山の中で採ってきたものだという。
宴会中春のクラブの例会では、ネギだのウドだのと言って大騒ぎしながら川を下っていたけれど、ここに来ればそんなものは周りにいくらでも生えているのだ。
本当に自然に恵まれた土地である。

この他に、昨日の足寄でのキャンプに引き続き、ナメコ汁も作ってくれた。
このナメコは、庭のナメコ畑に生えていたものをクラブのメンバーが収穫したものである。
野菜畑もあるし、田舎暮らしの魅力が一杯だ。

上空には満天の星空が広がっていた。
その星空の美しさも半端ではない。
何せ、国道沿いとは言っても周囲は全て奥深い山に囲まれているのだ。


満天の星空
山の上でみる星空と変わりないくらいに美しい

I山さんの星空ガイドが始まった。
その話しを聞いている間にも、流れ星がいくつも流れる。

絵画に見入るあかりさんの誘いで場所をクマゲラの店の中に移して二次会となる。
店内に飾られたサンゴソウの絵は、お父さんのお気に入りらしい。

シルバーウィークの忙しい時にあまり遅くまでお邪魔しても悪いので、適当なところでお開きにする。
最後にログハウスの中を見せてもらっていたら、何時の間にか2階の部屋でY須賀先輩とN島先輩がお父さんとお酒を酌み交わしていた。
Y須賀先輩とお父さんは、歳も近いので話しが合うみたいだ。
そんな人達を後に残して私たちは自分のテントへともぐりこんだ。


クマゲラで2次会   クマゲラで3次会
クマゲラに場所を移して2次会  

こんな所で3次会が


雌阿寒岳から昇る朝日翌朝も快晴の空が広がっていた。
雌阿寒岳の上から朝日が昇ってくる。

朝の陽射しがログハウスの真っ赤な屋根を照らす。
良い朝だった。

その朝日が、皆が朝食を食べている作業小屋の中にまで射し込んでくる。

ログハウスの裏の小屋で飼われている山羊のメイちゃんも朝日が眩しそうだ。
メイちゃんを見ていると、何となく心が癒される。
ペットに山羊を飼うのって、意外と楽しいかも知れない。

朝日を浴びながら朝食私たちは今日は阿寒川の川下りへと出かけるけれど、あかりさんは今日もてんてこ舞いの忙しい一日を過ごす事になるのだろう。
天気の良い連休。
紅葉が始まりつつある阿寒湖へと続く観光ルート。
足寄から阿寒湖までの間で休憩できるような店はここだけ。
どれだけ混雑するかは想像に難くない。

最後に搾りたての牛乳をご馳走になり、私たちは阿寒川に向かってクマゲラを後にした。


朝日を受けるクマゲラ
クマゲラの赤い屋根が朝日を浴びて輝く

山羊のメイちゃん   シンボルのクマゲラ
山羊のメイちゃんに癒される  

シンボルのクマゲラ


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