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三世代で京極キャンプ

スリーユーパークキャンプ場(8月22日〜23日)

カヌークラブの5月例会に引き続き、8月例会でも京極町のスリーユーパークキャンプ場に泊まることになった。
ここのキャンプ場がそれ程気に入っている訳じゃないけれど、尻別川を下る時には一番便利な場所にあり、温泉も隣接しているので、どうしてもここを利用する事になってしまう。

土曜日は喜茂別からスタートして、京極町の京留橋で上陸。キャンプ場はそこから目と鼻の先である。
道内の小中学校の夏休みは既に終わっているけれど、まだ8月の週末とあってキャンプ場内には沢山のテントが張られていた。

雑草伸び放題のサイト今回は、本来のサイトは利用しないで、砂利敷きの臨時駐車場を利用する事にした。
サイトではないので、テントを張る場所は雑草が伸び放題。
それでも、クラブのメンバーにとっては、ファミリーキャンパーに囲まれた場所でキャンプするよりも、こんな場所の方が落ち着けそうだ。
ビールを飲んで皆でバカ話をするだけなので、トイレが有って水さえ確保できれば、泊まる場所はキャンプ場である必要はないのである。

テントとタープを張り終えると、早速温泉へ。
そして温泉から戻ってきて、ビールを開ける。
何とも幸せな瞬間である。

天気は良いけれど、残念ながら羊蹄山は雲に隠れたまま。
それでも、気温は22度くらい。暑くもなく寒くもなく、風は微風。
ビールが美味しくてたまらない。

 
スリーユーパークキャンプ場から見える羊蹄山
羊蹄山は生憎雲の中

自転車を積んだ車も   ソロテント村
何故かチャリを積んでる車も(笑)  

ソロテント村


今回は228君が奥さんと一人娘のあいりちゃんをキャンプに連れてきていた。
小さな子供がいるだけで何時ものキャンプと雰囲気が違ってくる。
あいりちゃんのおじいちゃんと言っても不思議ではない年代の人も多く、まるで3世代キャンプの様相である。

Y須賀先輩などは、65歳の年の差があるとは思えないくらいにあいりちゃんと意気投合。
爺ちゃんと孫の関係を通り越した様な、対等のレベルで会話をしている。
誕生ケーキ頭脳レベルが同じくらいなのだろうとは、他のメンバーの評価である。

あいりちゃんの3歳の誕生日と言う事で、O橋さんが気を利かしてケーキを買ってきた。
そのケーキで急遽、あいりちゃんの誕生パーティー行われる。
クラブのメンバーには、自分の娘から完全に見放されてしまったお父さんも多い。
あいりちゃんの無垢な可愛さを目の当たりにして、自分の娘がまだお父さんと一緒に遊んでくれていた幸せな日々を思い出し、静かにため息を漏らしている。

I山さんなどは「おじちゃんといっちょに遊びまちょ」と、幼児言葉を繰り出しながら、あいりちゃんをテントへ誘い込もうとしていた。
完全に変質者である。


意気投合   変質者
意気投合する2人  

変質者か?


厚岸の牡蠣最近はウニを食べたり牡蠣を食べたりと、グルメな例会が続いていたけれど、今回もパムさんが厚岸産の牡蠣を差し入れしてくれた。
炭火で焼いて殻を開けると、殻からはみ出しそうなくらいの大きな身が姿を現す。
勿論絶品の美味しさである。

気持ち良く酔っ払って、228君の「もう寝ちゃうの〜」の声を遠くに聞きながら、テントの中にもぐりこんだ。

酔っ払って寝ても、朝目覚める時間は何時も同じ。
酔いも残っているのでもう少し寝ようとしても、目はどんどん冴えてくる。
無駄な努力は止めてテントから這い出すと、既にかみさんは起きて片付けをしていた。
大体は私達夫婦が一番早く起き出す。
続けてY須賀先輩、N島先輩が起きてくる。
やっぱり、年寄りは朝が早い。

Y須賀さんなどは、起きてきて自分の椅子に座ったと思ったら、そのままお湯を沸かして朝食の準備を始める。
つられて私達も朝食の準備を始めてしまう。
今日はアイアンマン・ジャパン北海道のトライアスロンレースが開かれて、隣接する道路が自転車競技のコースになっているのだ。
6時前に朝食その関係で8時半から道路が片側通行止めとなるので、それまでに車の回送等を終わらせなければならないのである。
のんびりしてはいられない。

それもあってか、他のメンバーも何時もより早く起きてきて朝食の準備を始める。

それにしても少し早すぎる。
朝6時頃に起きてきたパムさんが、既に皆が朝食を食べ終わりかけているのを見て、唖然としていた。

朝のうちは雲に覆われていた空に、次第に青い部分が増えてきた。
昨日に続いて、今日も青空の下での川下りを楽しめそうだ。
今日は川を下らずにファミリーキャンプを楽しむと言う228君に後を任せて、私たちは早々と川下りへと出かけたのである。


キャンプの朝
今日も羊蹄山は雲の中

尻別川のラフトコースを下り、ゴールの羊蹄大橋からキャンプ場へ戻ってくる車線は通行止めにはなっていない。
反対側の車線では、まだ自転車が走っていた。
自転車レースと言えば、風を避けるために皆が集団になって一気に通り過ぎるイメージがあったが、それは多分、一部のトップ集団に限られているのかもしれない。

トライアスロンの選手それにこれはトライアスロンレースである。
朝6時にスタートして、まずは洞爺湖で3.8キロのスイム、その後自転車で180キロ走り、最後は洞爺湖一周のフルマラソン。
時間は12時頃だったので、すれ違う人達は後ろの順位の人達だったのかもしれない。
苦しそうな表情で自転車を漕ぎながら、一人、また一人とすれ違っていく。
自分はフルマラソンさえ走り通すことができずにいるのに、この人達は本当にアイアンマンである。

皆でキャンプ場まで戻ってきたのには訳があった。
それは、あいりちゃんのスイカ割りである。
何でここでスイカ割りをするのは良く分からないが、夏のキャンプにスイカ割りは付き物なのだ。
スイカ割り用の適当な棒が無かったので、ハンマーで代用する。
しかし、ハンマーで叩いてもスイカは割れずに、ただ穴が開くだけだと言う事を、皆は学習した。
晩夏の柔らかな陽射しの下で皆でスイカを食べ、今年の夏のキャンプは終わりとなったのである。


スイカ割り   夏のキャンプの終わり
ハンマーでスイカ割り  

夏のキャンプもこれで終わり


アイアンマンレース
対向車線ではトライアスロンのレース中


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