北海道キャンプ場見聞録
練習漬けの支笏湖キャンプ
モラップキャンプ場(7月4日〜5日)
      6月の例会が終わった翌週は、カヌークラブの練習会。 
  さすがにキャンプ場はまだ空いていたけれど、クラブのメンバーは5名が先着していて、既にまったりとしたキャンプモードに入っていた。 既に張られていた小さなタープの下は満員だったので、その横に我が家のコールマンタープを張る。 
 「えっ?本当に練習するの?」 でも、昨日から泊り込んでいれば、そろそろ退屈してきて「カヌーにでも乗ろうか」と考えるのは、普通の成り行きなのだろう。 
 現在乗っているフリーダムは購入してから8年経っているが、これまでの酷使がたたって、あちらこちらがボロボロになってきていた。 組み立て式のカナディアンカヌーであるアリーから今のリジットタイプのフリーダムに乗り換えた時、その違いが全く分からなかった様な私なので、果たしてMEの違いが分かるだろうかと考えていた。 私達夫婦は、パドリングの基本を誰かから教えられた事もなく、ずーっと自己流で漕いでいた。 まあ、ショックは受けたけれど、波の大きな激流ではバランスさえ崩さなければ良いだけだし、岩の多い瀬ではタンデムの息を合わせれば良いだけなので、テクニックがなくても川は下れるのである。 私達が自分達のテーマ練習を終えても、他のメンバーはまだぞれぞれのテーマ練習に一生懸命だった。 ところが、私達のクラブでは、ベテランメンバーでもロールで起きれない人が結構いるのである。  | 
  
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| 練習を始める頃はテントもまだまばらだった | 
  勿論、百発百中あるいは百発八十中くらいの確率でロールができるメンバーもいるので、もしもの時は助けてもらえる安心感もある。 
 既に12時を回っていたので、練習を切り上げ昼の休憩となる。 モラップキャンプ場の広い砂浜も、何時の間にかテントで埋め尽くされていた。 
 午前中は晴れていたのに、次第に雲が広がってきていた。 午後の部もロール練習が中心である。  | 
  
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| I山さんのアドバイスで練習するN島先輩 | 最後まで一人練習を繰り返すN島先輩  | 
  
上空を覆っていた雲の切れ間から天使の梯子が湖上へと下りてきた。  | 
  
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| 天使の梯子が降りた湖とそこに浮かぶカヌー | 
 元気良く湖へ漕ぎ出していった二人。 広い砂浜にも隙間無くテントが立ち並んでいたが、私達のタープと湖岸の間のスペースだけが、誰もテントを張ろうとせずに広々と空いたままだった。  | 
  
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| MEだと二人の距離が近すぎ! | 突然競争が始まった | 
夕方になって雲もかなり取れてきたが、楽しみにしていた金星と木星は少しだけ姿を見せただけで、直ぐにまた雲に隠されてしまった。 ガンちゃんが土鍋飯を炊いてくれる。 11時前には就寝。  | 
  
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| 途中で酔い覚ましに一漕ぎ | ガンちゃんの男前土鍋飯 | 
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| この空では火星は見られない | 
翌朝は曇り空。 
 今日は尻別川での流水練習である。 撤収が終わる頃には、ようやく霧も晴れて支笏湖が再び美しい姿を現した。  | 
  
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| 帰る頃になって霧が晴れた | 
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土曜日は静水練習ということで、会場は支笏湖のモラップキャンプ場である。
天気も良く、風もほとんど吹いていない。
こうなると、私達だけビールを飲んでるわけにもいかない。
回転性が良すぎて、一人で漕ぐと真っ直ぐ進むのに苦労するが、タンデムならば問題ない。
ただ、一人で漕いでいる時は、せめてJストロークくらいできるようになりたいなと切実に感じてしまうのである。
でも、これが私達のクラブで楽しく川下りを続けられている理由じゃないのかとも思ってしまう。。
私はロールとは無縁なので、ひっくり返ったカナディアンへの再乗艇の練習をしてみたり、他の人のCC(膝立ちでシングルパドルで漕ぐカヤック)を漕いでみる。
そんな風景を眺めながら、このまま夕方までまったりしているのかと思ったら、N島先輩からいきなり、練習会午後の部を始めるとの号令がかかった。


その風景に感動したO橋さんがMEに乗って再び湖へと漕ぎ出そうとしていた。

7月1日に月の大きさの距離まで近づいた金星と木星。


場内を一回りすると、見事なほどにコールマンのテントだらけ。