北海道キャンプ場見聞録
往年のぬし?利尻島キャンプ
利尻島キャミリーキャンプ場ゆ〜に(7月26日〜27日)
その途中、草に埋もれた木製のアスレチック遊具が道路沿いに点在していた。 ここのキャンプ場の管理棟は場内の一番奥、しかも一番高い場所にあるものだから、この場内に入ってからの方が歩くのがきつく感じられた。 |
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| 放棄されたアスレチック遊具 | こんな風景に癒される |
その管理棟で受け付けを済ませる。
テントを張り終えたら、取る物も取り敢えず、まずは温泉に直行である。 そんなことで、風呂から出てテントまで戻ってきたら直ぐに、今度は街中のコンビニまで買い出しに出かける。 それなのに、コンビニを出ると、そこの駐車場にタクシーが停まっていたので、ついつい「空車ですか?」と聞いてしまった。 その運転手さんと色々と話をしていて、その中で「利尻は登山だけじゃなくて、他にも良いところが沢山あるので、是非見て行ってください」と言われる。
それ以外にも、島の民家や公共施設でやたらに立派なものが多いことが影響していそうだ。
場内に、上にブルーシートをかけ、立ち木に張ったロープに沢山の洗濯物を干しているテントが張られていた。
今日は、北麓野営場を出る頃から雲が広がり、そのまま空は雲に覆われたままだった。 |
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| ついさっきまで自分達が立っていた山頂を眺めビールを飲む |
昨日と同じく、コンビニ弁当の夕食を済ませた後でワインを開ける。
アウトドアで、この雨雲の動きをリアルタイムで知ることができるのは、本当に便利である。 朝起きた時、キャンプ場の屋根付きバーベキューハウスで野宿をしている人がいた。
それにしても、島に着いた時と同じくとても蒸し暑い朝だった。 ペシ岬の下の広場には会津藩士の慰霊碑が建っている。 |
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| ペシ岬からは礼文島が見えた | 利尻山も雨雲に隠れそうだ |
車に乗り込むと同時にポツポツと雨が落ちてきた。 その後は、沓形のセイコマでようやく傘を手に入れ、仙法志御崎公園、郷土資料館、オタドマリ沼、姫沼と観光してまわる。 |
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| 仙法志御崎公園で団体さんの赤い傘が目立っていた | やん衆の会話に聞き耳を立てるかみさん |
レンタカーを返してから、フェリーターミナルの前にある2軒食堂のうち、まだ入っていない佐藤食堂の方で昼食を食べる。 11時55分発のフェリーに乗って稚内へ戻る。 雨も上がって、途中にある海水浴場は何処も沢山のキャンパーで賑わっていた。 まあ、最後まで雨の影響から逃れられなかった3日間だったけれど、利尻山登山の目的だけは果たすことができて、満足できる旅となったのである。 |
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| 留萌市黄金岬で、この後雨が降り始めてしまった |
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利尻北麓野営場からファミリーキャンプ場ゆ〜にまでは約2.2キロである。

ここのキャンプ場も山麓野営場と同じく、サイトが階段状に造成されている。
夕食は山食で済ませるとの選択肢もあるが、街の近くのキャンプ場に泊まって山食を食べる気にもなれない。
かみさんが「今回は島に渡った気がしない」と、島に着いた時からずーっと言い続けていたので、レンタカーで島を一周すれば、少しは利尻島を実感できるだろう。
「利尻の産業って利尻昆布くらいだよな〜」
「子供の親は来なかったのかしら?」
寝るのが早すぎると、夜中の変な時間に目が覚めて眠れなくなるのは、昨日の夜と同じだった。
朝食を済ませたら、何時雨が降り始めても良いように、そのまま直ぐに撤収を始める。
その頂上からは、島に来てから初めて礼文島の姿を見ることができた。

その後は松井久幸さんのギャラリーで時間をつぶさせてもらってから、フェリーターミナルへと向かった。
最初の日も、テントを張り終えた途端に雨が降り始めたし、雨に降られて残念だったというよりも、雨にあたらずに恵まれていたというのが正しいのかもしれない。

車で走っている途中でも、新築の家がやたらに目につく。
海の向うには、利尻島が霞に包まれながらも頂上までが見えていた。