北海道キャンプ場見聞録
時間の止まったYAMANONAKAキャンプ
YAMANONAKAカムイミンタラキャンプ場(11月26日〜27日)
殆どのキャンプ場はクローズし、川下りのシーズンもとっくに終わり、山に登るにも中途半端な積雪で、ランニングも雪が積もると走りづらく、要するに何もすることのないのが今の季節。 目的地は道東の音別町にあるYAMANONAKAカムイミンタラキャンプ場。北海道の中でも数少ない、通年オープンしているキャンプ場の一つである。 それでも十勝に入ると青空が広がってきた。
十勝平原SAで一休み。 道東道で東へ向かう時は、ここがちょうど良い休憩ポイントとなる。 昭和58年に廃線となった白糠線は、白糠から二股まで国道とほぼ並行して走り、同じく並行して流れる茶路川などに多くの橋が架かっている。廃線になった後も、これらの橋のほとんどがそのまま残っていて、最初にここを通った時は白糠線はまだ現役の路線だと勘違いした程である まずは、白糠線終点北進駅のあった二股地区。駅の跡は更地となって、特に見るべきものもない。 そこから先は茶路川にかかる橋梁の写真を撮りながら走っていく。 |
橋梁の上を歩ける | 第6茶路川橋梁はここでは珍しい鉄橋だ |
第6茶路川橋梁の鉄橋は一番のビューポイントだ |
周辺には釣り人もたくさん入っていて、見ている間だけでも2匹ほどヒットしていた。 入口を塞がれることもなく、トンネルもそのまま残されている、 天気は良いけれど風は相変わらず弱まりそうにない。 |
素晴らしい眺めの場所を見つけた |
海岸沿いの音別の市街地から山側に向かって20キロ程走ると、舗装道路が途切れるところにYAMANONAKAカムイミンタラキャンプ場がある。 まだ午後2時なのに、既に太陽は山陰に隠れてしまっていた。山が近くに迫っているため、今の季節は1時半には日が沈んでしまうとのこと。 ようやく風が少し治まってきたので焚き火を始めることにした。この季節に焚き火無しではキャンプはしていられない。いざとなればストーブの燃えているツーリストハウスを自由に使うことができるのだけれど、それよりも焚き火の前にいる方がずーっと楽しい。 夕食はトマト鍋。酪恵舎で買ったモッツレラチーズが丸々1個入っている。それと一緒にトムソーヤで買った柔らかいハード系パンを食べる。 |
最高の星空が広がった |
歯を磨きにツーリストハウスの中に入る。 翌朝は思ったよりも冷え込まなかった。シュラフの中から手だけを出してテントに触れてみたが、しっとりと濡れているだけでザラザラとした氷の感触は無い。 |
小学校の校舎を朝日が照らす |
我が家のテントを朝日が照らす | サイトの隣を流れるポンムリ沢川 |
朝食を終えて一休みしてからランニングシューズに履き替える。今回のキャンプではとうとうランニングシューズを持ってきてしまったのである。 |
この後一緒に走り出した | 標識のとおりにシカが出てきた |
それでも、雨に降られることなくキャンプ場へと戻ってきた。 |
ひびの入った石を触ると | バラバラに崩れてしまう |
風もまた強まってきたので、そのまま撤収を開始する。片付を終え、管理人さんに挨拶をしてキャンプ場を後にした。 |
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