夕食を済ませた後は焚き火タイム。
天売島、焼尻島の灯台が点滅しているのが見える。島の街の灯りも水平線上に一列に並んでいる。
次第に雲が広がり初めて、上空の星たちを隠してしまったのがちょっと残念だ。
今夜もそれぞれのテントに分かれて眠りにつく。
夜中に目が覚めると、風車の風切り音が更に大きくなっているような気がした。少し風が強くなってきたようだ。
時折テントが揺らされる。そう言えば、小さなテントには両方とも張り綱を張っていたけれど、肝心のソレアードには何もしていなかったのを思い出す。
それが気になって眠れないので、しょうがなく一旦起き出してソレアードを張り綱で固定した。
これでようやく安心して眠ることができる。
朝目が覚めてテントの外を覗いてみると、早くも東の空が赤く染まってきていた。
ここでは風車の背景から登る朝日も見逃せない。慌ててテントから起き出した。
空は雲に覆われていたけれど、東の空だけはその雲も途切れていて、何とか朝日を見られそうだ。
6年前にここで見た朝日の風景ほどでは無かったけれど、風車をシルエットにして登ってくる朝日の姿は見ごたえがある。
国道沿いにあるらしい「夫婦愛の鐘」という場所からも、風車群と朝日の姿が美しく見えると「なまら蝦夷」No.6に書いてあったけれど、できればその場所から朝日を見てみたかった。
風が強く、雲も広がってしまったので、今日は早めに撤収して、のんびりと観光しながら札幌まで戻ることにする。
ところで「夫婦愛の鐘」って何処にあるのだろう。
そう思って周りを良く見ると、何のことはない、サイトのすぐ目の前に見えていた海側の丘の上に何やらそれらしいものが建っている。
帰り際にそこに寄ってみると、錆び付いた愛の鐘がハートの真ん中にぶら下がっていた。
でも、国道沿いにも何の看板も無くて、車で走っていてもその存在には誰も気がつかないようなところにその「夫婦愛の鐘」があるのだ。
一体この施設は何なんだろう?
「もしかして、ここを訪れた夫婦には何か悪いことが起こるのかも・・・」
何だか恐ろしくなって、鐘も鳴らさずに早々にそこから退散した。
留萌市の海岸線を走ると黄金岬キャンプ場とかゴールデンビーチるもいのキャンプ場がある。黄金岬には車中泊の車が、ゴールデンビーチでは砂浜で一組のキャンパーがテントを張っていた。
混んではいないけれど、私にとってはあまりテントを張りたくなるようなキャンプ場ではない。
そのまま南下して増毛町に立ち寄る。
市街地の道を走っていると、風格のある木造の校舎が目にとまった。昭和11年建築の増毛小学校である。
この木造校舎が、まだ現役で使われているというのが凄いところだ。開校当時は1000名近い生徒数だったそうだが、今は6クラス200名程に減ってしまったそうである。
窓枠は大部分がアルミサッシに変えられているけれど、まだ木の窓枠も残っている。玄関が三ヶ所に分かれているのも、昔の小学校らしくて懐かしさを感じる。
内部を見ることはできないけれど、その外観だけでも一見の価値のある建物だ。 |