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足湯でまったり阿寒湖キャンプ

阿寒湖畔キャンプ場(9月17日〜18日)

 カヌークラブでの釧路川例会に合わせて道東の未利用キャンプ場の開拓、これが今回のキャンプのテーマである。
 クラブ例会の宿泊地はシラルトロ湖近くの温泉付き別荘住宅となっていた。クラブメンバーの親類が所有しているものだそうで、源泉かけ流し・24時間入浴可能の温泉があるというのが何とも魅力的である。
 しかし、滅多に泊まる機会のない温泉付き別荘の屋根の下で眠ることより、テントの薄い布一枚を通して野外で眠ることの方に魅力を感じてしまうのが、私のおかしな性格なのである。
 1泊目の目的地は阿寒湖畔キャンプ場だ。道内有数の観光地であるが故に、いつもは足早に通り過ぎるだけの場所だったので、たまにはここに泊まって周辺をゆっくりと歩いてみようと考えたのである。
 9月に入って最初の3連休、初めて泊まるキャンプ場に釧路川源流部の川下り、出発日が近づくにしたがってワクワクドキドキで仕事も手に付かなくなるのが常なのに、今回はまるで気分が盛り上がってこない。
 その大きな理由が当日の天候だった。週間予報を見続けていると、次第に雨の確率が高くなってきて、前日の予報ではとうとう全道的に大雨の予報に変わってしまった。
 日曜日はせっかくの中秋の名月なのに、それも見られない。
 我が家が阿寒湖を通る時は何時も天気が悪くて、雨が降っていたり、濃い霧に包まれていたり、今年のGWには雪まで降っていた。おかげで我が家の阿寒湖に対するイメージはとても暗いものしか無いのである。
 そんな暗い場所で、しかも雨の中でのキャンプと考えると、気持ちが弾むはずがない。未だかって経験したことのないような落ち込んだ気分で札幌を出発した。

 今回のキャンプでは、フウマは留守番である。
 釧路川のダウンリバーは時間がかかりそうで、天気も悪いと言うのが理由だったが、その雰囲気を感じ取ったフウマは、朝から玄関ドアの前に座り込み、絶対にそこから動こうとしない。
 餌で気を引き、一瞬のフウマの隙を突いて家から脱出した。
丸三真鍋 道東までは4DAYSチケットという高速道路の割引チケットを利用する。このチケットは、札幌から夕張までの往復、そして道東道全線4日間乗り放題を含んで3000円というものである。まともに往復するだけで7000円の料金がかかるのだから、かなりお得な割引制度だ。
 高速道路を乗り継ぎ、12時前に足寄町に到着。
 「まんぷく十勝」と言う雑誌を参考に、丸三真鍋に立ち寄って蕎麦を食べる。
 松山千春のBGMが静かに店内に流れ、さすが足寄って雰囲気を感じさせてくれるが、肝心の蕎麦の味は可も無し不可も無しと言ったところだ。
 この「まんぷく十勝」、十勝方面で遊ぶ時に持ち歩けば役に立つこと間違い無しである。
 足寄から阿寒湖まではゆっくりと走って1時間。
 空はどんよりと曇ってはいるものの、雌阿寒岳の頂上まで見通せることができる。我が家が訪れた中では、これでも一番天気に恵まれている方かもしれない。
 阿寒湖の手前で白藤の滝に寄り道した。
 森の中の細い砂利道を進むと10台ほどは駐められそうな砂利敷きの駐車場がある。そこから5分ほど山道を下ると白藤の滝にたどり着く。赤茶けた柱状節理の断崖から水が勢いよく流れ落ち、近くに寄ると水しぶきが飛んでくる。
白藤の滝 岩の色と同じく、流れ落ちる水も茶褐色に濁っているので清涼感は今ひとつである。雨で増水している影響かとも思ったが、もともとそんな色をしているのがこの川の特徴らしい。
 私たちが帰る頃には観光客らしい人も結構やって来た。手軽に自然のままの滝の姿を楽しめるので、人気のあるスポットなのだろう。
 ところが、駐車場に戻ってきても我が家の車が1台止まっているだけだ。今の人達は歩いてここまでやって来たようである。
 何でここまで入ってこないんだろう?不思議に思いながら林道を戻ると、その入り口の道路際に4、5台の車が駐車していた。
 その車を見て納得。我が家の場合、藪の中を抜けるような道でも平気で車を乗り入れるが、そこに止まっているようなピカピカの車では、道路脇から小枝が1本飛び出しているだけでも、車で進むのを諦めてしまうのだろう。
 午後2時前にキャンプ場に到着。
 このキャンプ場は一度だけ下見で訪れたことがあり、見聞録のキャンプ場紹介にも載せている。その時のイメージでは、道路が直ぐ近くを通っていてその通行音は煩そうだが、サイト自体はトドマツややシラカバの樹木に囲まれ、然別湖のキャンプ場にその雰囲気は近いと感じていた。
 管理棟で受付を済ませる。カウンターの上に「ペットはご遠慮下さい」の小さな立て札があったが、今回は人間だけのキャンプなのでそれも気にならない。
 今回のキャンプは我が家のミニマム装備である。
 二人でリュックを背負い、テントとタープを手に持って設営場所を探す。この装備なら、駐車場から遠く離れているサイトでも、さほど苦にはならない。
 確か前回の下見の時は、一番奥のサイトが良い雰囲気だったはずだ。しかしそこは、道路とサイトを隔てる林が薄いので、車の姿が見えてしまう。道路と反対側も、高圧線の下に沿って樹木が皆伐されているので、歯抜けの森状態だ。
 どうひいき目に見ても、然別湖のキャンプ場のイメージは何処にも感じられない。
 かみさんが「オンネトーの方が良かったんじゃない?」とポツリと呟いた。
我が家のサイト 私も同じ気分だったが、それほどレベルの低いキャンプ場でもない。ここに絶対テントを張りたいと思わせるようなポイントは見つからなかったが、「まあ、ここでしょうがないっか〜」とかろうじて妥協できそうな場所を見つけて、そこにテントを設営することにする。
 やや小高くなっているので、雨量が多くなっても浸水の心配は無さそうだ。雨に備えて久しぶりにタープも張った。最近は殆ど使用する機会のないタープなので、ペグの数がギリギリしか入っていなくてちょっと焦ってしまう。周りの立木を利用できなかったら、ペグが足りなくなるところだった。
 ひとまず、雨をしのぐ一晩の住処が完成したので、阿寒湖の森を散策してみることにする。
 この付近には、ホテルの宿泊者以外が無料で駐められる駐車場と言うものが見あたらない。410円を払って散策路入り口の有料駐車場に停めようと思ったら、受付のおばさんが車のダッシュボードに置いてあったキャンプ場での駐車証明書を見て、無料で駐めさせてくれた。
 キャンプ場の駐車場も同じような有料駐車場になっているので、要はどちらかでお金を払えば済むらしい。
 森の中の散策路へ足を踏み入れると、ようやく自分の落ち着くことのできる居場所を見つけたような気がしてホッとした。温泉街の喧噪もこの森の中までは届いてこない。
 その散策路は小さな山を越えて湖岸の泥火山「ボッケ」まで続いている。「ボッケ」は観光名所の一つになっているが、このあたりの散策路を歩く人は殆どいないようだ。
 途中、地元の人らしい老婦人とすれ違っただけである。
巨木と戯れる 観光地の遊歩道だけあってサイン類もしっかりと整備されている。
 エゾマツとトドマツの違い、凍裂したトドマツ、倒木更新等、本物の樹木を前にその説明がされているのでとても解りやすい。
 散策路から少し脇にそれると、そこは落ち葉が積み重なってフカフカのクッションのようだ。コケに覆われて朽ちかけている倒木があるかと思えば、去年の台風で倒れたばかりのような新しい倒木も見受けられる。
 その倒木の中の一つは地上数メートルの高さから見事に折れていて、その折れ口を見ると幹が完全に空洞になっていた。
 自然の力と森の美しさに感動しながら歩いていると、聞き慣れない鳴き声に気が付いた。前を歩いていたかみさんが突然立ち止まる。
 かみさんの指さす方向を見てみると、エゾリスがトドマツの幹に張り付いていた。慌ててカメラを取り出そうとすると、そんな人間の行為をあざ笑うかのように軽やかに幹を駆け上がっていってしまった。
 やがて硫黄の臭いが漂ってきた。周りの樹木の種類も変わってカツラの巨木が目に付くようになる。
 階段を下りていくとボッケに到着。泥の沼からボコボコと音を立てて泥が吹き上がっている。
 確か中学生の頃の修学旅行でここを訪れているはずだが、そんな昔のことを思い出す訳もなく、初めて見る光景を素直に楽しんだ。
 そこからは湖岸沿いの道を通って温泉街まで歩く。何故か観光客とは一人も出会わなかった。阿寒湖は今日も曇に覆われ、私の頭の中にあるイメージどおりの寒々とした風景である。
 駐車場まで戻る途中にあるエコミュージアムにも寄ってみた。ここでは、展示フロアの床一面が阿寒湖周辺の航空写真でできているので、展示物よりそちらの方に興味を惹かれる。
 その航空写真でキャンプ場の場所を見てみたら、道路と高圧線の伐採跡と駐車場に取り囲まれ、周りの原生林から切り離されてキャンプ場が孤立しているのが良く解った。
 これだけ素晴らしい自然環境の中、一番つまらない場所にキャンプ場が作られているのが何とも勿体なく感じてしまう。
 そこを出るとポツポツと雨が降り出してきた。覚悟はしていたものの、やっぱり雨を見ると気分も落ち込んでしまう。

阿寒湖の盛   折れた巨木

 キャンプ場へ戻ってくるとテントの数も増えていた。
 早くも宴会モードに入っているおじさん達のグループ。その隣にテントとミニタープを張っていた若者が、堪りかねたようにテントの引っ越し作業をしているところだった。
 我が家の隣には、洗濯物を干したままでその住人が出かけているらしい小さなテントが張られたままだ。
 最初にテントを設営する時、当然、眺めや周囲の環境が一番良さそうな場所を選択するが、我が家の場合それにプラスして、周りにテントを張られない場所という条件も入れている。
 今回はそれが正解だったようである。
 タープの下で雨を避けながら、改めてビールで乾杯した。
足湯の施設 ここのキャンプ場には最近になって足湯の施設が作られている。その話しを聞いた時、何でキャンプ場に足湯?って感じで今一ピンと来なかったが、なかなか快適そうな施設である。
 早速かみさんを誘って入ろうとすると、他の人が入っているからと遠慮している。混浴露天風呂に入るわけでも無いのにと思いながら、私一人でビールを持って足湯に浸かった。
 そもそも私の場合、足だけ温泉に浸かって何が楽しいのだろうと足湯自体に何の興味も持っていなかったのである。
 それがこうして入ってみると、なかなか気持ちが良いものであることが解った。もっともそれは、ただイスに座ってビールを飲むより、足湯に浸かりながらビールを飲んだ方が美味しく感じられると言った不純な理由からなのである。
 一緒に入っていた青年は、先ほどおじさん宴会キャンパーの隣から逃げ出してきた彼である。
 昨日はアポイのキャンプ場に泊まって、これからは然別湖とか朱鞠内湖へ行く予定だとか。組み立て式のカヌーを持ってきているとのことなので、然別湖では東雲湖を見に行くと良いですよと、今年の夏に初めて行ったばかりのくせして知ったかぶりでアドバイスをした。
 「何だかそんなホームページを見たことあるような気がするんですが。」
 多くの人に見聞録を見てもらっているのは嬉しいが、実際にキャンプ場でそんな人に出会うと、何もかも知られているような気がしてとても照れくさいのである。
テントでまったり テントに戻って夕食の支度をする。
 それにしてもこの場所はやたらとハサミムシが多い。私の場合、何が苦手と言ってハサミムシくらい苦手な虫はいない。黒光りした体に禍々しい尻の先のハサミ、見ただけでゾーッとしてしまう。
 それがテントのポールを這い上がっていたり、テーブルの上まで登ってきてモソモソと動き回っていたり、「あらっ、こんなところにまで」と、かみさんが私の首筋に手を伸ばしてくると、「ギャッ」と言って飛び上がってしまう。
 そんなハサミムシのことはなるべく考えないようにして、夕食にする。
 今夜のメニューは豚汁とイクラ丼。イクラ丼というと豪華に聞こえるかもしれないが、北海道での今時期のイクラ丼と言えば、ご飯にみそ汁をかけただけのいわゆる猫まんまと大差は無いのである。
 温泉付き別荘に泊まっているメンバーは今頃超豪華な夕食を食べているのだろうと思いながら、質素な夕食を済ませる。
 風もかなり強まってきた。それでも我が家のサイトは木に囲まれているので、タープの横から雨風が吹き込んでくることもない。
 我が家のサイトの向かい側で若者二人連れが、大きなスクリーンテントを立て始めた。
 「たった二人だけのキャンプでこんなに大きなのが必要なんだろうか?」
 しばらくしてからそちらの方に目をやると、ようやくスクリーンテントを立て終わったようで、何往復もしながら荷物を運んでいる。頑張るなーと感心しながら見ていると、今度は巨大なドーム型テントを立て始める。7〜8人用くらいの大きさだろうか。
 小雨は降り続き、風も強くて、あたりは既に真っ暗だ。感心を通り越して呆れてしまう。
 昼間から盛り上がっていたおじさんグループは、一旦静かになったものの、再び動き出しそうな気配が感じられる。
足湯でまったり 足湯には誰も入っていないので、今度はかみさんと二人でのんびりと利用させてもらう。さすがに今夜は焚き火も無理そうなので、足湯に入って暖まるしかない。
 それにしても、もっと利用されても良さそうな施設なのに、先ほどから見ていても一緒に入った一人旅の若者以外に誰も入っていないみたいだ。
 ゆっくりと暖まってテントまで戻ってくると、先ほどの大型スクリーンテントの横にもう一張りテントが張られていた。結局3人のグループみたいだが、それにしても大げさな装備で、設営が終わるまで2時間近くかかっていた感じだ。
 まあ、他人のことは気にしないことにして、明日の朝も早いので8時半にはテントに潜り込んだ。
シュラフの準備をしていると、その下にもハサミムシが・・・。
 「ギャーァ!早くティッシュ、ティッシュ」
 かみさんがティッシュを探している間にも、ハサミムシは狭い隙間に潜り込んでしまいそうだ。
 「ええい、こうなったら!」覚悟を決めて、その姿を直接見ないように顔を背けながら素手でハサミムシを掴み、テントの外に放り出した。
 生まれて初めて、素手でハサミムシを触った瞬間である。
 泣きそうな顔をしていると、かみさんが、「よしよし、よく頑張ったわね〜」と褒めてくれた。
 他にも何匹かテント内に入り込んでいそうな気はするが、諦めてそのまま眠ることにする。
 深夜に風の音で目が覚めた。常に吹き荒れているような風ではない。時々、山の上から風の固まりが転がり落ちてくるような吹き方である。今年のGWに知床に泊まった時もこんな風が吹いていたが、山が近い場所に特有の気象現象なのだろうか。
 風の固まりが通り過ぎた後、急に静寂が訪れる。その静寂をぶち壊すように叫声が聞こえてきた。深夜まで騒いでいるグループがいるみたいだ。例の巨大スクリーンタープのキャンパーだろうか。
 トントンとペグを打つ音も聞こえてくる。まさか今頃テントを張ってる人間がいるの?
 するとまた猛烈な風がそれらの音を掻き消してしまった。風の音の割にテントはほとんど揺れていない。木の間にテントを張ったのが良かったみたいだ。
 そんな外の賑やかさもほとんど気にもならず、再びシュラフの中に顔を埋めた。
 明け方になると、さらに風の音も強まってきた。幾つかの風の固まりが山の上から吹き下ろしてきたが、その中の一番大きな固まりがやってきた時、さすがに我が家のテントも大きく揺らされた。
 そして、タープがパタパタとたなびく音。多分、雨を流すようにタープの縁から地面に張っていた綱が外れたのだろう。風上側の張り綱は立木に縛り付けているので、タープが飛ばされる心配も無さそうだ。
 起き出すのが面倒くさいので、そのまましばらくシュラフの中で微睡む。
 かみさんも目を覚ましていた。その顔を見ると明らかに寝不足の様子である。風の音はともかく、深夜までの宴会騒ぎが応えたようである。
 私は少々周りが煩くても、キャンプでは直ぐに寝られる方だが、かみさんはそうもいかない。「俺のイビキの方がうるさいだろう?」と聞いてみると、私の場合は一発蹴りを入れれば直ぐに静かになるので平気だとのこと。あまりぐっすり眠り込むのも考えものである。
 テントから出てみると、我が家のテントのすぐ前に3張りのソロ用テントが張られていたのでビックリしてしまった。
 昨夜のトントンという音の正体はこれだったのだ。
 それでは、あの叫声をあげていた主は?
 この深夜設営テントグループ?、それとも大型スクリーンテントグループ?、はたまた日中宴会グループ?
 小雨が降りしきる朝の静かなキャンプ場の風景からは、その犯人を特定するのは無理そうだったし、もうどうでも良いことに思えた。

深夜設営テントグループ   大型スクリーンテントグループ   日中宴会グループ

 タープを見てみると、雨水を落とすために張っていた綱のペグが抜けてしまっていて、その上には水がたっぷりと溜まっていた。もう少し雨が強く降っていたら、危ないところだったかもしれない。
 それでも、テントはほとんど濡れていないし、その内部も全然結露していない。今日は川下りのために早く撤収しなければならないので、これは嬉しかった。
 びしょ濡れのテントをそのまましまい込み、そのテントでもう一泊という事態だけは避けたかったのである。
 朝のコーヒーを味わった後は、昨日の豚汁に余ったご飯を入れて雑炊にする。その上にイクラを散らせば、少しは豪華そうな朝食に見えた。
 テントの中の荷物を片付けていると、やっぱり数匹のハサミムシが入っていた。こいつらと一晩一緒に寝ていたと思うと、ゾーッとしてしまう。
 フライシートとポールを留めているベルクロテープを剥がすと、そのすき間に潜り込んでいたハサミムシが頭の上に降ってくる。
「ギャ〜アァ〜」
 ハサミムシだけは絶対に好きになれないだろう。
 一番最後にタープを撤収するが、これだけはびしょ濡れのまましまうしかない。ゴミ袋にそのまま突っ込んで車に積み込んだ。
 そうして8時過ぎにはキャンプ場を出発した。
 一度で良いから、素晴らしい青空の下で阿寒湖の風景を楽しんでみたいものだ。



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