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想いは島へ、初山別キャンプ

初山別村岬台公園キャンプ場(6月12日〜13日)

 「今年は島へ渡りたいなー。」
 そんな妻の一言で、今年の我が家のキャンプ旅行では礼文島へ渡ることが早くから決まっていた。
 旅行へ行くのは花の浮島とも呼ばれる礼文島が最も華やかになる頃、6月の中旬に狙いを定める。
 私の現在の仕事はある程度自分でスケジュールを組むことができるので、その時期に長期休暇が取れるように、早くから調整しておいた。長期休暇と言っても、週末を入れてたかだか6日間というのが悲しいところだ。
 しかも、息子を家に残していくために、そんなに長い間独りぽっちにしておくのは忍びないとの妻の意見により、実際のキャンプ旅行は水曜から日曜までの4泊5日になってしまった。
 無理をしたら4泊とも礼文島という旅程も組めそうだったが、やっぱり前と後ろで途中1泊ずつするのが妥当なところである。
 そういう訳で1泊目は初山別村の岬台公園キャンプ場へ行くことにした。
 ここはかなり前から泊まってみたいと考えていた場所で、結構人気のあるキャンプ場でもある。
 肝心の天気であるが、これがかんばしくなかった。旅行中の予報は全て曇りマーク、しかも途中で1日、雨マークまでついている。
 まあ、こればかりは天に向かって文句を言ってもはじまらないので、あまり気にしないようにしていた。
 それでも、これまでの我が家の道北キャンプは3回連続で雨にたたられているのだ。
 それと、長期キャンプで何時も頭を悩ませるのが、留守中の花の水やりである。これが今回は留守を預かる息子に頼むことができるので、大助かりである。
 ただし、その分をアルバイト代としてお金を払わなければならないのだが。

 曇り空の札幌を出発、途中、留萌の「食道園」でユッケジャンラーメンを食べる。インターネットで調べておいた店とメニューなのだが、これが強烈に辛いのだ。
 もともと二人とも辛いのはあまり得意な方では無いので、涙と鼻水でボロボロになりながら食べることになった。
 辛みの中にもこくと甘さが混じり合い確かに美味しいのだが、それを味わう余裕も無い。店を出てからの妻の感想は、「一生分の辛さを味わったわね。」だった。
 そして3時前にはキャンプ場に到着した。
 ここには天文台があったり、岬センターという温泉施設、パークゴルフ場にゴーカートまであって、いわゆる総合レジャー施設のような感じだ。
 ところが6月のしかも平日と言うことで利用者が誰もいない。寂れたレジャー施設にありがちな、独特の寂しさが漂っている。
 その寂しさを一層際だたせているのが、キャンプ場に隣接するお客さんが誰もいないレストランから流れ続ける音楽である。
 おまけに空はいまにも泣き出しそうな暗い雲に覆われ、そんな状況の中、誰もいないサイトで寂しくテントを設営した。山奥の静かなキャンプ場ならば、こんな状況でも全く気にならないのだが、変に整備されている分、一層寂しさが増してくるのである。
 それでも、夏のハイシーズンにテントで埋め尽くされてしまうような状況と比べたら、この方がずーっとましである。
 しばらくしてポツポツと落ちてきた雨も上がり、キャンプ旅行初日の静かなキャンプだ。
 相変わらずの曇り空だが、海の向こうには夕日に染まった利尻岳の姿が雲の切れ間からのぞいている。この時ばかりは曇り空の天気が恨めしく思えた。

 翌日も朝から曇り空、礼文島へ渡るフェリーは10時50分出航なので、途中のオロロンラインの風景を楽しむために7時前にはキャンプ場を出発した。
 朝の誰も走っていない道路のドライブはとても気持ちが良い。天塩川を渡って、河口へ通じる砂利道に入り、その辺のお花畑を楽しんだ。
 ここはNIFTYのフォーラムで教えてもらった場所なのだが、花の時期に訪れるには隠れた穴場である。多少の凸凹はあるものの、普通の乗用車でも無理なく入って行くことが出来る。それでも、ちょっと脇道に入ろうとすると砂に埋まってしまう恐れもあるので注意が必要だ。
 国道をもう少し進むと、風力発電用の風車がずらりと並んだ異様な光景に出会った。
 風車が並ぶ風景は、途中の苫前町にもあるが、そちらは起伏のある牧場の中に風車が自然な感じで配置され、私のお気に入りの風景の一つになっている。
 こちらの方と言えば、道路沿いに一直線に並んだ風車が周りの景色を切り裂くような感じで、ちょっと好きになれない。
 おまけにこの辺りでは、砂を採取する土採り場が何カ所も作られ、自然のままの原生花園だったような場所が次々に破壊されているのは悲しいことだ。
 途中、サロベツの原生花園にも立ち寄った。
 6月の花の時期には訪れたことがないので、どんな様子か楽しみだったが、エゾカンゾウの花がポツリポツリと咲いている程度だ。
 駐車場の近くに一角だけ、びっしりと花が咲いている場所があったが、これは明らかに観光客用に人間が植えたものなのだろう。昔から私のあこがれだったサロベツ原生花園も地に落ちたと言った感じだ。
 乾燥化が進み、笹に覆われはじめたサロベツは、もう終わりなのだろうか。
 去年、7月はじめにオロロンラインを走ったときは、エゾカンゾウが一面に咲いていたが、今年はまだ少し早いようである。
 花の最盛期に合わせて日程を組んだつもりだったのだが、礼文島の花の状況がちょっと心配になってきた。

 稚内に到着していよいよ礼文島へ向けてフェリーで出発だ。
 礼文島までの約2時間、車の中に一人で取り残される愛犬フウマが気になったが、雲に隠れて全く見えない礼文島へ心は馳せていた。

  デジカメトラブルのため、今回は写真は無しです。(;_;)


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