ウサクマイ橋を過ぎると、右岸から斜めに傾いた大きなカラマツが目をひく。@ この木が倒れると川を完全に塞いでしまいそうだが、数年前からこの状態なので、これで安定しているのかもしれない。 Aの右カーブの先では倒木が川を塞ぎ、右岸よりにかろうじてカヌーが一艇だけすり抜けれるだけのスペースがある。 その手前が浅瀬になっているので、カヌーから下りてしまえば問題なく通過できる。カーブの手前左岸側に広い淀みがあるので、そこから偵察することもできる。 その倒木を過ぎると、川は左に急カーブを描く。B このカーブの右岸側に淀みがあり、ここでは一休みしたいポイントだ。C 初めての川下りならば、とても回りの景色を眺める余裕なんてないだろうが、ここならばゆっくりと千歳川の美しさを堪能できる。運が良ければ、美しいカワセミの姿が見られるかもしれない。 ここを過ぎてしばらく行くと白い柵が見えてくる。D この手前も分流になっているが、左を通って問題ない。 この先には取水堰が待ちかまえている。左岸側の魚道を通過できるが、柵の手前で上陸してまずは偵察しておこう。 偵察の結果、自信がなければそのままカヌーを引き上げてポーテージすれば良い 。 でも、ポーテージするのも苦労するし、それほど難しい場所ではないので、ここは是非チャレンジしてみたいところだ。 水量が少ない時はなだらかな滑り台と言った感じ、水量が多いと魚道の途中で返し波が立ち結構迫力がある。でも、ここで沈した人はまだ見たことがないので、魚道の中へ入ってさえしまえば後は流れに身をまかせるだけだ。 左岸のコンクリート擁壁沿いに進んでいけば、自然と魚道の中へ吸い込まれていく。E 魚道へ入った時にカヌーが斜めになっていると側壁にぶつかったりすることもあるが、それでカヌーがひっくり返るわけでもないので慌てないようにしよう。 返し波を乗り越える瞬間は本当に爽快である。F 魚道へ入らずに右へ行ってしまうと、堰堤や用水路の取水口があり大変危険なので注意したい。 魚道を過ぎた先には、以前は古い木橋が架かっていたが、2004年7月現在、新しい橋が架橋中であるG。工事の影響か、その橋の付近の川がやや浅くなったような気がする。 そこを過ぎると、間もなく正面に無骨な国道の擁壁が見えてくる。H この、国道にぶつかる部分の左岸から内別川が流れ込んでいる。名水百選にも選ばれているナイベツ川湧水は支笏湖の伏流水であり、この合流部でも手がしびれるような水の冷たさである。 浅いので遡上することはできないが、素通りするのはもったいないポイントだ。 しばらく国道と平行して川は流れ、やがて次の名も知らぬ橋が見えてくる。I |
○数字をクリックすると、その部分の写真が表示されます
戻る |